「苦労したのは全シーン」金ロー『ローマの休日』、早見沙織&浪川大輔からコメント到着
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オードリー・ヘプバーン主演の映画『ローマの休日』(1953)の新吹き替え・デジタルリマスター版が、今夜5月13日21時『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて放送されるのを前に、吹き替えを務めた早見沙織と浪川大輔からコメントが到着した。
【写真】新たに吹き替えを担当した早見沙織と浪川大輔
「金ロー」オリジナルの新たな吹き替え版で放送される本作。今回、オードリー演じるアン王女役を早見沙織、グレゴリー・ペック演じる新聞記者のジョー・ブラッドレー役を浪川大輔が務める。
早見は「改めてこの作品を見て、時代関係なく世界観に一気に引き込まれる引力を持った作品だと感じました。白黒という世界の中でも、みずみずしさ、麗しさを保っていて、夢見るような出来事が次々と起こり、せつなさもありつつ、とても魅力的です。とは言え、たった一日の出来事で、『人生を変える一日もあるんだな』と思わせてくれる素敵な作品だと思います」と語った。
声の役作りで気をつけた点については「声優というお仕事を認知したきっかけがオードリー・ヘプバーンの作品で、(その時見た)池田昌子さんのイメージが自分の中にずっとあったのですが、それを踏まえて、けれども意識しすぎずに、そこからどうやっていくのかと…。まずは冒頭の王女として振舞うシーンから、外では見せない普段のお転婆な姿のシーンへの切り替えを上手くできたらと思っていました」と話した。
さらに、「まさかアン王女の役として私がたずさわる事ができるとは、本当に言葉で言い表せないくらい光栄です!こうして話しているだけで、心拍数が上がり、緊張感が走ります…。作品の中のアンの魅力、素敵なところを少しでもお伝えできるよう努めましたので、これを見て素敵な“休日”を過ごして頂けたらと思います」と視聴者にメッセージを寄せた。
一方、浪川は本作の魅力を「白黒なのに、色がついて見えるような映画。この1本の映画にあらゆる要素がつまっていると思います。例えば、『気持ちの持ちようで自分の世界がどう変わっていくか』といったメッセージなど。今と違って、効果音も少なく、しゃべりもゆったりとしていますが、すべてのシーンが華やいで見えます」と語った。
役作りで大変だった点については「グレゴリー・ペックが、貫録があってオーラがあって、実年齢(当時37歳)以上に見えて、46歳の自分の声の方が若く聞こえてしまう感じがあったので、そのバランスを取るのに苦労しました」と振り返り、苦労したシーンを「全シーン。こだわって録って頂いたので、苦労したというよりチャレンジしたという感じ」と話した。
映画『ローマの休日』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて5月13日21時放送。
※早見沙織、浪川大輔コメント全文は以下の通り