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ボンドとは対照的“ハリー・パーマー”の人物像を掘り下げる特別映像&インタビュー到着

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<ジョー・コール(ハリー・パーマー役)インタビュー全文>

Q.ハリー・パーマーのトレードマークである黒縁メガネについて教えてください。

 ハリー・パーマーになりきるために、眼鏡はとても重要なアイテムでした。ナイツブリッジの老舗眼鏡ブランド、「カトラー アンド グロス」に行き、店内すべての眼鏡を試着したのですが、ひとつだけ、ぴったり合ったんです。着けた瞬間、「これだ!」と思いました。衣装デザイナーのキース・マッデンも「ああ、これだ!」と。

 このキャラクターにも、僕の顔にも、これ(カトラー アンド グロス 0692 Optical ectangle Glasses)はとても合ってます。当初、マイケル・ケインが着けていたのと同じものにしようと思ったのですが、僕に合いませんでした。僕らが選んだのは非常に硬くて強い黒のフレームのものです。それを着けた瞬間、任務完了!って感じでした。

Q.ハリー・パーマーの服装について教えてください。

 ハリーは冒頭の軍服のほか、さまざまなスーツを着用しています。衣装デザイナーのキース・マッデンは、ヴィンテージショップでたくさんのスーツを見つけてきました。元々はかなりの数のスーツを作る予定でした。でもコロナ禍でスーツを作ってもらうのは難しく、そしてロケ地のクロアチアに送るのはかなり難しいことがわかりました。なので2着ほど作っただけです。でも、キースがヴィンテージショップで見つけて仕立ててくれたスーツが一番好きでした。使い込まれた本当の個性があるんです。

 僕にとって、コスチュームは役作りにおいてとても重要です。そのために衣装、ヘアメイクをきちんとする。そうすることで、役者としての仕事がしやすくなるんです。キースと一緒に仕事ができてよかったです。彼の目は確かだから。みんなが見てくれるのが楽しみです。ぜひ衣装を見てください。

Q.ジェームズ・ワトキンス監督との仕事は?

 ジェームズ・ワトキンス監督は、まさに“俳優の監督”(actor's director)だと思います。僕はいつも、この言葉はとても奇妙だと思っているけど。なぜならすべての監督は“俳優の監督”であるべきだと考えているから。でも、彼は本当に俳優と一緒になって仕事を楽しんでいました。プラス10%以上の力を引き出してくれる。もう十分かなと思うとちょっと違う方向に持っていって、選択肢を与えてくれるんです。「今、君はその方法でやったから、その反対の方法でやってみないか」ってね。監督の導きで新たな面白さを発見することがありました。そのような空間を作ることができる監督で、とても安心できるんです。

 ジェームズは脚本のジョン・ホッジと組んで数年間、このプロジェクトに携わってきました。だからこの作品に対する信頼と深い理解が深い。本当に信頼できる監督で、とても楽しかったです。

Q.ハリーとジーン(ルーシー・ボイントン)の関係性は時間とともにどのように発展していくのでしょうか?

 興味深いところですよね。ジーンは上流階級の人間であり、“マンズワールド(男の世界)”の中で生きている女性なんです。彼女はそのことに足かせを感じていて、一方ハリーは労働者階級出身であることを足かせに感じています。その点で出身階級は違うけれど二人は共通しているとも言えます。

 ジーンは当初、ハリーをどうせ他の男と同じだろうと思ったんじゃないかな。おそらく、あの時代の男性というのは、概して今よりもっと性差別的な世界にいたろうし。でも、ハリーとジーンは朝鮮戦争につながる共通の記憶もあり、徐々に親しくなっていきます。

Q.ご自身のキャリアの中で、この役をどのように振り返っていらっしゃいますか?

 伝説的なスパイヒーロー、ハリー・パーマーを演じることは、とても特別な仕事でした。パンデミックの影響で、多くの人たちに負担がかかっていると思います。だから、またこうやってクルーやキャストたちと仕事をすることができて、そしてハリー・パーマーを演じることができてとても幸運に思っています。物語を語り、演じることができることが、いかに幸運であるかということを改めて理解した気がします。

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海外ドラマ 『ハリー・パーマー 国際諜報局』特別映像

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