成田凌、葵わかなとの共演は「おもしろいし、楽しいし、勉強になる」 お互いへの信頼明かす
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俳優の成田凌と葵わかなが5日、都内で行われた舞台『パンドラの鐘』のプレスコールと取材会に共演の前田敦子、玉置玲央、大鶴佐助、柄本時生、演出の杉原邦生と共に出席。本作でダブル主演を務める成田と葵が、お互いへの信頼を明かした。
【写真】舞台『パンドラの鐘』プレスコールの様子
古代から現代へ、はるかなる時空を超えて壮大なスケールで描かれる本作は、日本の歴史のタブーに真っ向から挑んだ衝撃作。1999年に蜷川幸雄の指名で野田秀樹によって産み落とされ、蜷川の七回忌を迎える今年、“NINAGAWA MEMORIAL”と題し、初演以来23年ぶりにBunkamuraシアターコクーンにて上演する。
本作が初の舞台出演となる成田は「初舞台ということで、何から何までわからないという状況から、みなさんに手助けをしていただきながら今日を迎えることができました。一番今が緊張していない状態です」とあいさつ。稽古を重ねていくうちにどんどん気持ちが楽になったと話し「野田さんの本が表面からどんどん入っていって、深くなればなるほどわからなくなることもあるんですけど、そういうことも含めて楽しんで、毎日稽古をみなさんとしてきました。日々緊張がなくなっていく感覚でした」と語った。
映像と舞台の大きな違いはどんなところかと質問されると、成田は「声が大きいところだと思います!」と告白。続けて「声が大きいということは体の使い方もすべてが違うふうになっていきますし、自分がいかに至らなかったかということにたくさん気づきました。毎日毎日反省の日々。同じことを毎日繰り返していくことでしか見つけられないことがたくさんあります」と話し「すごく楽しい日々を過ごしています」と充実していることを明かした。
成田と葵は2017年放送のNHK連続テレビ小説『わろてんか』以来の共演。成田は葵を「すごくしっかりされている方」と表現し「考えて考えて、みなさんとやり取りして。(自分と)全然違う持っていきかたをする方。おもしろいし、楽しいし、勉強になるし、良いこと尽くめでした」と絶賛した。
一方、葵も「今回の方が役柄的にも密に関わる役だったので、いろいろとお話をしました」と打ち明け「はじめましてではないので、信頼感というか、何をやっても大丈夫、と思いました」と成田への信頼を口にした。
COCOON PRODUCTION 2022/NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』は、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて6月6~28日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて7月2~5日上演。