三浦透子が他人に恋愛感情を抱かないヒロインに 長編映画単独初主演『そばかす』公開決定
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女優の三浦透子が主演を務める映画『そばかす』が、12月16日より全国公開されることが決定。併せて場面写真が解禁された。三浦は長編映画単独初主演。
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本作は、<恋愛至上主義>がまん延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描く。
2020年に公開され、ゲイのカップルが今の日本社会でどう生きていくかを真摯(しんし)に描いた映画『his』で企画・脚本を務めたアサダアツシをはじめとする同制作チームが、監督に劇団「玉田企画」の作・演出を担う玉田真也、主演に2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)でヒロインを務め、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した三浦透子を迎えた。三浦は主人公の女性・蘇畑佳純を演じる。
物心ついた頃から「恋愛が何なのか分からないし、いつまでたってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う…。
主演の三浦は「ふつうのこと、ふつうだと思っていたことについて、一度考えてみる。まっさらにして、自分と向き合ってみる。蘇畑佳純を演じていた時間は、そういう時間でした。ふつうはひとつじゃない。そんな当たり前にちゃんと気づくことが出来たのは、彼女の目を通して世界をみる機会をいただけたからだと思っています。そんな出会いをくださった、この作品に関わる全ての皆様に、改めて、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。
玉田監督は「みんなで同じ目標を共有できて、チームで作品を作っていると感じられる居心地のいい現場でした。結果、自分が今作れるベストの映画になったと思うし、同時に今後への課題も見えて、この映画に携われてよかったです」と話している。
映画『そばかす』は、12月16日より全国公開。
※三浦透子、玉田真也監督コメント全文は以下の通り