板谷由夏17年ぶり主演映画『夜明けまでバス停で』特報解禁 田原総一朗から推薦コメントも
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女優の板谷由夏が主演を務める映画『夜明けまでバス停で』より、60秒特報と場面写真10枚、ジャーナリスト・田原総一朗の推せんコメントが解禁された。
【動画】板谷由夏が17年ぶり主演でホームレス役に 『夜明けまでバス停で』特報
2020年冬。幡ヶ谷のバス停で寝泊まりする、あるひとりのホームレスの女性が、突然襲われてしまう悲劇があった。非正規雇用や自身の就労年齢により、いつ自分に仕事がなくなるか分からない中、コロナ禍によってさらに不安定な就労状況。そして自らが置かれている危機的状況にもかかわらず、人間の「自尊心」がゆえに生じてしまう、助けを求められない人々。本作は、もしかしたら明日、誰しもが置かれるかもしれない「社会的孤立」を描く。
高橋伴明監督の「今、これを世の中に発信しなければ」という思いに、日本映画が誇るスタッフとキャストが集結。バス停で寝泊まりするホームレスに転落してしまう主人公・三知子役に、『欲望』(2005)以来の映画主演となる板谷由夏。三知子の働く居酒屋の店長に大西礼芳、マネージャーに三浦貴大。その他、松浦祐也、ルビー・モレノ、片岡礼子、土居志央梨、柄本佑、筒井真理子、あめくみちこ、下元史朗、根岸季衣、柄本明と、実力派俳優が勢ぞろいした。主題歌は、アニメ『BASTARD‼‐暗黒の破壊神‐』のエンディングテーマにも起用されたTielleの新曲「CRY」に決定している。
北林三知子(板谷)は、昼間はアトリエで自作のアクセサリーを売りながら、夜は焼き鳥屋で住み込みのパートとして働いていたが、突然のコロナ禍により仕事と家を同時に失ってしまう。新しい仕事もなく、ファミレスや漫画喫茶も閉まっている中、途方に暮れる三知子の目の前には、暗闇の中で街灯が照らす、ポツリとたたずむバス停があった…。
一方、三知子が働いていた焼き鳥屋の店長である寺島千晴(大西)は、コロナ禍で現実と従業員の板挟みになり、恋人でもあるマネジャー・大河原聡(三浦)のパワハラ・セクハラにも頭を悩まされていた。
誰にも弱みを見せられず、ホームレスに転落した三知子は、公園で古参のホームレス・バクダン(柄本明)と出会い…。
田原総一朗は本作について「私は、ホームレスとは生きる意欲を失った人がなっていくものと思っていたが、この主人公の場合は全くそうではなかった。不幸なコロナ禍もあったが、しかし自分の『誇り』ゆえにホームレスとなったのだ。『自己責任』でなく『相互扶助』が大切だと改めて感じた」とのコメントを寄せている。
場面写真には、家を失った三知子(板谷)が、キャリーケースを引きさまようシーンなどが収められている。
映画『夜明けまでバス停で』は、10月8日より全国順次公開。
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