『鎌倉殿の13人』「できねえ…」善児の苦悩にネット涙「感情移入する日が来るなんて」
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小栗旬が主演を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』（NHK総合ほか）第32回「災いの種」が21日に放送され、北条義時（小栗）からの命令に対して、善児（梶原善）が「できねえ…」と苦悩する姿が描かれると、ネット上には「過去一で号泣」「善児に感情移入する日が来るなんて」などの声が相次いだ。
【写真】義時（小栗旬）からの命令を聞く善児（梶原善） 『鎌倉殿の13人』第32回「災いの種」場面カット
源頼家（金子大地）が息を吹き返したことで騒然とする鎌倉。そんな中、北条泰時（坂口健太郎）は命令されていたにも関わらず、頼家の長男・一幡（相澤壮太）の命を奪うことができなかったと父・義時に告白。義時は“災いの種”になりかねない幼い一幡を仕留めるために動き出す。
義時は、下人の善児とその弟子・トウ（山本千尋）が暮らす隠れ家を訪ねる。そこで義時が目にしたのは、一幡を手製のブランコで遊ばせる善児の姿だった。義時は、小屋に善児を呼び出し「あれは生きていてはいけない命だ」とポツリ。これに善児は「できねえ…」と返し真剣な表情で首を横にふる。義時から理由を問われた善児は目をうるませながら「ワシを…好いてくれている」と答える。
義時が「似合わないことを申すな」とつぶやくと、善児は苦悶の表情で小刀を手にして一幡に近付こうとする。しかし、無邪気な笑顔で遊ぶ一幡を見た善児は動けなくなってしまう。これまで下人として幼い子どもや御家人の命を無慈悲に奪ってきた善児の変化に、ネットは「え？！？！」「あの、善児が！？」「善児にも、人の情が…」と騒然。
立ち尽くす善児を置いて自ら命を奪おうと歩き出す義時。それを察知したトウは、一幡を水遊びに誘いその場から離れる。すると善児は目に涙を浮かべつつ、自らの手でブランコの紐を切ると、苦渋に満ちた表情でトウと一幡の後を追うのだった。
幼い一幡への思いと命令の間で苦悩する善児の姿に、ネット上には「善児に人の情を見て大泣き」「過去一で号泣した。善児のところで」といったコメントや「こんなにも善児に感情移入する日が来るなんてな…」「人の心をもち始めた善児と人の心をなくしていく義時…絶妙な対比」などの投稿も集まっていた。
