三谷幸喜×田中圭『おい、太宰』、松山ケンイチが太宰治、小池栄子が恋人役に! 宮澤エマ、梶原善も出演決定

関連 :
田中圭が主演し、三谷幸喜がオリジナル脚本と監督を務めるWOWOWオリジナルドラマ『ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」』より、追加キャストとして小池栄子、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチの出演が発表された。
【動画】三谷幸喜の完全ワンシーンワンカットドラマが12年ぶり復活!『おい、太宰』特報
本作は、三谷による“完全ワンシーンワンカットドラマ”シリーズ12年ぶりの最新作。同シリーズは、山道に迷い込んだ夫婦を描いた第1弾「short cut」(出演:中井喜一、鈴木京香)、空港を舞台に大騒動を巻き起こす群像コメディの第2弾「大空港2013」(出演:竹内結子、生瀬勝久、戸田恵梨香、オダギリジョー、香川照之)が好評を博してきた。
「山」「空」に次いで、第3弾となる今回の舞台は「海辺」。太宰治を敬愛する男が、時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディで、三谷は「シリーズ3本目にして、ようやく何か1つの到達点に来たかなと感じています」と自信を見せる。
平凡な会社員・小室健作(田中圭)は、妻の美代子と一緒に出席した結婚披露宴の帰り道、敬愛する太宰治が心中未遂を起こした海辺に迷い込む。太宰ゆかりの地に興奮した健作は、止められたにも関わらず暗い洞窟を進んでいく。その先にいたのは、なんとあの太宰に瓜二つの男。健作は太宰の生きた時代にタイムスリップしてしまったのか!?
このたび、4人の追加キャストが解禁。太宰に惚れ込んでいる恋人・矢部トミ子役には、三谷脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条政子役を演じた小池栄子。健作の妻・小室美代子役には、三谷作品の常連となった宮澤エマ。健作と出会う漁師・打雷次郎役には、三谷が監督した全ての映画に出演している唯一の俳優・梶原善。梶原は、次郎の双子の兄・四郎、父親の四郎次郎も合わせて1人3役を演じる。そして注目の太宰治役は、太宰の同郷・青森県出身の実力派俳優・松山ケンイチに決定した。
膨大なセリフがある上、約100分間一度もカメラが止まらないという“NG”が許されない極限の緊張感。そんな過酷な撮影の中、個性溢れる実力派キャストたちは、三谷作品らしい一癖も二癖もある役どころをどのように演じ切るのか。
出演にあたり、小池は「皆で舞台のように稽古し、撮影は1日1回! スタッフと共に気持ちを一つにし集中して挑む。何が起こるか分からない、アドレナリン出まくりで中毒性があり楽しかったです。芝居は何があっても止めない。という基本に立ち返る事ができ、素晴らしい体験でした!」とコメント。
宮澤は「ワンカットだと忘れてしまうカメラワークのその後ろで汗水流しながら全力で走り、隠れ、着替える姿を見て欲しいと思ってしまうほどカメラの裏側にもたくさんのドラマがありました。そんな裏側にも思いを馳せながら観ていただければ面白さも更に倍増するかと思います」と呼びかける。
梶原は「またまたまた、ワンシーンワンカットドラマのお話を頂いた、3回目である。今度はどんな話になるのかと思ってワクワクした。ワンシーンワンカットでやると思うとワクワクします『始まったら止められない“やっちまえ”』って。がしかし今回は正直、今までで一番大変だったかも…」と本音を吐露。
松山は「ワンカット長回しは本番中に全く関係ない現地の人が入ってきても俳優の誰かが放屁してもそれを踏まえて続けていかなければいけないので本番中に何が起こるのかという楽しい緊張感がありました。仕事でまた再会できた方もいて嬉しかったですし、今回初めてご一緒させていただいた方とも素敵な時間を過ごせたように思います」と撮影を振り返った。
WOWOWオリジナルドラマ『ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」』は、WOWOWにて6月29日22時放送・配信。
※コメント全文は以下の通り。