マイケル・ジャクソン、処方箋薬入手のために19種類のニセIDを駆使していた
2009年に亡くなったキング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソン。麻酔薬プロポフォールの過剰摂取が死因とされ、薬を投与した主治医が逮捕されたが、他にもマイケルに薬を処方する医師がいたこと、また薬を処方してもらうために、19種類ものニセIDを駆使していたことが分かった。
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PageSixによると、来月、マイケルの死に関する新たなドキュメンタリー『TMZ Investigates:Who Really Killed Michael Jackson(原題)』が放送されるのを前に、新たな情報が明らかになったそう。
マイケルが亡くなったのは、ワールドツアー「THIS IS IT」を控えた2009年6月。自宅にて心停止・呼吸停止状態に陥り、病院へ救急搬送されたが数時間後に死亡が確認された。麻酔薬プロポフォールの過剰摂取が死因とされ、主治医が過失致死罪で逮捕されている。
ドキュメンタリーでは、ロサンゼルス警察のオーランド・マルティネスが、「彼が亡くなった際、ベッドサイドにいたのはマレー医師だったという単純な事件ではありません」と証言。
極度の不眠症に陥っていたマイケルには、逮捕されたマレー医師のほかに、自分の思い通りに処方箋を書いてくれる医師がたくさんおり、「彼ら全員が、マイケルの死を招きました」とコメントしているそう。
また、1984年にペプシのCM撮影時におきた花火の事故で頭皮に重度の火傷を負って以来、マイケルは鎮痛剤にも依存するようになり、ハリウッドのセレブ皮膚科医として知られたアーノルド・クライン医師にかかるようになると、依存はさらに悪化したという。
処方箋を複数取得するため、違う名義のIDを19種類も持っており、クライン医師は異なるIDに対する処方箋を記録するために特別なノートを用意していたことも明かされるそうだ。
『TMZ Investigates:Who Really Killed Michael Jackson』は、9月6日に米 Foxで放送予定。