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青木柚×坂ノ上茜『神回』、2023年夏公開 新たな才能を発掘する東映ビデオの映画製作プロジェクト初作品

映画

映画『神回』場面写真
映画『神回』場面写真(C)2023東映ビデオ

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 俳優の青木柚が主演を務め、女優の坂ノ上茜が共演する中村貴一朗監督の映画『神回』が、2023年夏に全国公開されることが決まった。また、本作のクラウドファンディングが「MOTION GALLERY」で本日9月8日より開始。監督・キャストによるコメントと場面写真も併せて解禁された。

【写真】中村貴一朗監督作、青木柚×坂ノ上茜『神回』場面写真

 本作は、東映ビデオが2021年6月に立ち上げた新たな才能を発掘する新プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」で、309本の企画と脚本が応募された中、記念すべき第1回製作作品に選ばれた。

 高校の夏休み。文化祭の実行委員になった樹(青木)と恵那(坂ノ上)は教室で出し物の打ち合わせを始めた。しかし、5分後には、また打ち合わせの最初に戻ってしまうことに樹だけが気付く。その状況から抜け出そうともがく樹だったが…。

 「タイムループもの」という洋画・邦画ともに数多くの作品が存在するジャンルに挑みつつも、凡庸な青春ストーリーにとどまらず、学校という閉鎖空間の中で人間のさまざまな感情をあぶりだした脚本が、特別審査員を務めた足立紳(監督・脚本家)ほか、多くの審査員から絶賛された。

 監督・脚本を務めるのは、短編『GUNKANJIMA ‐Traveler in Time‐』が国内外の映画祭で評価された新鋭・中村貴一朗。

 主人公・樹にふんするのは、NHKの連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』<ひなた編>でヒロインの弟・桃太郎役を好演した青木柚。樹の同級生・恵那役を、自主制作映画『愛ちゃん物語』で主演を務め、2021年ぴあフィルムフェスティバルで高評価を得た坂ノ上茜が演じる。

 中村監督は「“長編映画を撮る”ということをずっと追い求め続けて、それがもはや祈りにも近い感情に変わり始めた頃、ついに本作『神回』でクランクインを迎えることができました。撮影の日々は筆舌に尽くし難い夢のような時間の連続でした。この時間が永遠に続けばいいのに、終わってほしくない、と思いながらもそんな奇跡のような時間は一瞬で過ぎ去り、今は編集プロセスに立ち向かっています。早く本作を観客の皆様に観ていただきたくソワソワしています」とコメント。

 青木は「初めて脚本を読ませていただいた時、恋愛やタイムループという仕掛けとしての面白さはもちろん、ループする事によって、徐々に人間の欲や本能、内面の揺らぎが浮かび上がってくる叙情的なストーリーに心掴まれたのを覚えています。ひとつの役柄でここまで様々なシュチュエーションに対峙する事はあまり無かったので、とても新鮮で、アトラクションのような撮影でした」と話す。

 坂ノ上は「今年27歳になる私が、高校生役をやっても大丈夫なのか?!と一瞬心配しました(笑)。だけど、いざ現場に入るとそんな心配も忘れてしまうほど、とにかく必死で青春を感じる日々でした」と撮影を振り返っている。

 映画『神回』は、2023年夏全国公開。

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