『アイ・アム まきもと』満島ひかり&宮沢りえ演じる“ワケあり”女性陣の場面写真&メイキング到着
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俳優の阿部サダヲが主演を務める映画『アイ・アム まきもと』より、主人公・牧本(阿部)と出会う“ワケあり”の美しき女性たちを演じる満島ひかりと宮沢りえの場面写真とメイキングカットが解禁された。
【写真】亡くなった蕪木(宇崎竜童)の元恋人を演じた宮沢りえの場面写真
本作は、ちょっと迷惑な男が“まき”起こす “迷惑系”ヒューマンストーリー。監督は、映画『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』『謝罪の王様』に続き、阿部とは今回4度目のタッグとなる水田伸生。
主人公の牧本は“おみおくり係(=お一人で亡くなった方を埋葬する)”として小さな市役所で働いているが、全く空気が読めない、人の話を聞かない、なかなか心を開かない、周りからするとちょっと頑固で迷惑な存在。そんな牧本は、つい周囲のルールより自分のルールを優先してしまい、同じ市役所で働く同僚たちや上司、警察や葬儀屋さんにもご迷惑をおかけしてしまう日々を送っていた。ある日、人知れず亡くなった蕪木の身寄りを探すため、彼のかつての友人や知人を訪ね歩くうちに、唯一の身寄りである娘・塔子にたどり着き、蕪木の知られざる思いと共に彼の人生をたどることとなる。“亡くなった人の思い”を大切にするがゆえに、ちょっと迷惑な牧本の行動は、やがて人と人をつなぎ、自らも変えていく―。
本作には、阿部演じる牧本が孤独に亡くなった蕪木(宇崎竜童)のお見送りの参列者を呼ぼうと奔走するうちに出会う2人の女性がいる。1人は満島ひかり演じる蕪木の唯一の娘・津森塔子、もう1人は宮沢りえ演じる蕪木の元恋人・今江みはるで、いずれも蕪木と重要な関わりを持つ人物だ。
塔子は、10歳の頃に母と自身を蕪木に捨てられ、現在は養豚場で働いている。母を3年前に亡くしており、牧本の訪問により、唯一の肉親である父の死を知ることとなった“孤独な女性”。塔子を演じる満島は、水田監督とはドラマ『Woman』(2013年)、脚本の倉持裕とは舞台『鎌塚氏、すくい上げる』(2012年)でコラボレーションしているが、映画では初の顔合わせ。主要キャストが一堂に会するシーンの撮影では、「こっちを見ると國村さん、あっちを見ると宮沢さん…とすごい面々なんですけど、変な緊張感はなくて自然にそこにいることができました」と集まった豪華キャストに臆することなく、初の水田組の映画でも迫真の演技を見せている。
蕪木の元恋人であるみはるは、漁港で粗野な漁師たちに囲まれながら、居酒屋を切り盛りするたくましい“港町の女”。みはるを演じる宮沢は、撮影の合間には周囲と積極的にコミュニケーションをとり、待ち時間が長かった時は、エキストラで参加した地元の漁師たちと会話をしていたそう。「“港町の女”を想像で膨らませていたんですけど、頭で考えるだけでは思い浮かばないアイデアも出てきたし、何より“空気”を感じられて演技の助けになりました」とコメントしており、地元の人たちとの交流が自身の演技に良い影響を与えていたことを振り返っている。
塔子とみはる、牧本が出会った2人の女性に、牧本は蕪木の葬儀への参列を依頼するが、蕪木への複雑な思いからどちらからも参列を拒まれてしまう。果たして、牧本は2人を“最後のおみおくり”に呼ぶことができるのか?
映画『アイ・アム まきもと』は、9月30日より全国公開。