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三浦透子、主演映画『そばかす』主題歌を歌唱 予告編&レコーディング映像&ビジュアル解禁

映画

 女優の三浦透子が主演を務める映画『そばかす』の主題歌が、羊文学・塩塚モエカが楽曲提供し、三浦が歌う「風になれ」に決定。主題歌入りの予告編、レコーディング映像、ビジュアルが公開された。併せて三浦、塩塚らのコメントが到着した。

【動画】三浦透子が歌う主題歌「風になる」映画『そばかす』予告編

 本作は、<恋愛至上主義>がまん延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描く。

 2020年に公開され、ゲイのカップルが今の日本社会でどう生きていくかを真摯(しんし)に描いた映画『his』で企画・脚本を務めたアサダアツシをはじめとする同制作チームが集結。監督に劇団「玉田企画」の作・演出を担う玉田真也、主演に2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)でヒロインを務め、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した三浦透子を迎えた。三浦は主人公の女性・蘇畑佳純(そばた・かすみ)を演じる。

 物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う…。

 本作の主題歌「風になれ」は、感度の高い若年層から支持を集めるバンド・羊文学のボーカル&ギター・塩塚モエカが担当、楽曲のアレンジは音楽プロデューサーのESME MORI(エズミ・モリ)が手掛けており、主人公の心情をエモーショナルで爽快感たっぷりに表現されている。

 解禁された予告映像では、「恋をしたこともない」「この先もしない」主人公の佳純(三浦)が、結婚を急かす母(坂井真紀)、バツ3の祖母(田島令子)、もの静かな父(三宅弘城)、妊娠中の妹(伊藤万理華)など家族や周りの人たちに“恋とか愛に”振り回され、家族から責められるも「それが私だから」と伝える。そんな折に元AV女優の同級生(前田敦子)や、地元の友達、母から無理やりセッティングされたお見合い相手らと出会い、彼らと交わる中で、自分の性や心と向き合い、悩み、前に進んでいく佳純が映しだされている。

 また後半では、歌手としてもその歌声が高い評価を受け、三浦が歌う主題歌「風になれ」が流れる。羊文学の塩塚モエカが提供した主題歌は、彼女たちの柔らかくも瑞々しい、独自の世界観を作る曲と詞の世界が、本作にとてもマッチしている歌となっている。解禁されたレコーディング映像の一部では、三浦が「私にとってチャレンジな曲だけど風がふくように歌いたい」と語り、主題歌にかける思いがわかる内容となっている。

 主題歌について、三浦は「映画を観たひとの帰り道に、気持ちいい風が吹く、そんな楽曲が出来上がったと思います」とコメント。

 塩塚は「『風になれ』は、傷つきながらも、自分を見つめ続ける主人公の背中を押すような気持ちで書きました。エンドロールの暗闇の中で、映画の思い出を振り返り、佳純の未来をイメージするのにぴったりな曲ができました」と話している。

 さらにビジュアルでは佳純が目をつむり、物思いを、タバコを手に気持ちを落ち着かせるようなどこか清々しさを漂わせる彼女の感情を表したような絶妙な表情となっている。「今までを全部抱きしめて。進め、自分」というキャッチコピーは「自分を応援する」というポジティブさが感じられる。

 映画『そばかす』は、12月16日より全国公開。

 コメント全文は以下の通り。

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映画『そばかす』予告編
映画『そばかす』主題歌「風になれ」レコーディング映像

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