クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

吉田美月喜×常盤貴子『あつい胸さわぎ』ビジュアル公開 追加キャストに奥平大兼、前田敦子、佐藤緋美ら

映画

 女優の吉田美月喜と常盤貴子がダブル主演する映画『あつい胸さわぎ』より、メインビジュアルが解禁。併せて、追加キャストとして奥平大兼、前田敦子、佐藤緋美、石原理衣、三浦誠己の出演が発表された。

【写真】奥平大兼、前田敦子、佐藤緋美ら映画『あつい胸さわぎ』追加キャスト陣

 原作は、演劇ユニットiakuの横山拓也が母と娘の視点から乳がんをテーマに描いた舞台作品。これを上海国際映画祭にてアジア新人賞を受賞したまつむらしんご監督と、映画『凶悪』にて日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した脚本家・高橋泉の手によって映画化する。

 物語は、灯台のある港町の古い一軒家に住む母娘の日常から始まる。母の昭子(常盤)と2人、慎ましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた武藤千夏(吉田)は念願の芸大に合格し、とても忙しい毎日を送ることとなった。

 特に大学から出された創作小説の課題「初恋の思い出」のことで彼女は頭を悩ませていた。千夏にとって初恋とは幼なじみの光輝のことだ。しかし中学生の頃、光輝から言われた一言が奇妙な“しこり“となり、今でも彼女の胸に突き刺さっている。千夏はそんな感情を課題小説にぶつけることで、その高鳴る“しこり”を昇華しようと必死であがいていた。

 ある日、母の昭子は千夏の部屋で一通のお知らせを見つけた。それは娘が受けた乳がん検診の“再検査”に関わるお知らせだった。娘の身を案じた昭子は本人以上にネガティブになっていく。それとは裏腹に再検査に訪れた病院でもなぜか気の乗らない様子の千夏。娘のささいな変化に母は戸惑いを隠せない。その返事はどこか人ごとのように聞こえてしまう娘。そしてそんな最中に訪れた2人の日常のちょっとした変化。するといつの間にか胸のしこりが熱を持って小さな高鳴りに変わっていくのを千夏は感じた。けれど、その小さな胸の高鳴りは、いつしか“胸さわぎ“になっていくのだった…。

 追加キャストとして、千夏(吉田)の幼なじみで思いをよせる同級生役・川柳光輝役に奥平大兼。千夏に影響を与える友人でもあり昭子(常盤)の同僚役・花内透子役に前田敦子。二人は“サーカス”を機につながり、物語に大きな影響を与え、千夏の胸さわぎのきっかけになる重要な役どころを担う。

 また、舞台版にはないオリジナルストーリーキャストで、千夏の幼なじみ・ター坊役に佐藤緋美。その母親役に本作のプロデューサーとしても参加している石原理衣。さらに、昭子が勤める工場に謎のある上司として赴任してくる男を三浦誠己が演じ、脇を固める。

 まつむら監督は「3年前の夏、東京の小さな劇場で舞台『あつい胸さわぎ』を観たことが全てのはじまりでした。あまりにも理不尽な人生の試練に向き合う18歳の主人公に、客席からどうしてもエールを送りたくなってしまいました。『君は大丈夫だよ』。ただそれだけを言いたくて映画化を目指しました。そして、これ以上ないキャストが集まってくれたおかげで、僕にとって一生忘れられない映画をつくる事ができました」とコメント。

 原作者の横山は「舞台は、たった5人の登場人物と、抽象的な舞台セットでドラマが進行する。部屋の中、職場、サーカス会場、パン屋さんなど、観客の脳内で場面をイメージしてもらう。当たり前だけど、映画になれば、その全てが具体的な画として現れる。『そうか。登場人物たちはこんな風景を見ていたのか…』 舞台を観てくれたお客様にも同じ体験をしてもらいたい」と話している。

 映画『あつい胸さわぎ』は、2023年全国公開。

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る