玉山鉄二、後輩役者からの対応に切なさ感じる「時代は変わったんだなと」
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俳優の玉山鉄二が20日、都内で開催されたLINE NEWS VISON『終わらせる者』『トップギフト』完成報告イベントに、共演のさとうほなみ、田中直樹(ココリコ)とともに登壇。異色の縦型ドラマで発見した自身のある特性や、役者の上下関係の変化について明かした。
【写真】玉山鉄二、さとうほなみ、田中直樹がイベントに登場
『終わらせる者』と『トップギフト』は、LINEが運営するスマートフォン向けニュースサービス「LINE NEWS」の動画コンテンツ「VISION」において配信される、新感覚の縦型ミステリードラマ。イベントでは、『トップギフト』の完成報告イベントも当時に開催され、唐沢寿明、石井杏奈、安藤政信、藤森慎吾、菅生新樹も登壇した。『終わらせる者』は、遺体とマネキンが合成されているという猟奇的な犯行の“マネキン連続殺人事件”を追う3人の刑事が、事件に巻き込まれた一家への捜査を通し、事件の謎と驚愕の真実を明らかにしていく様を描く。
事件を執拗に追う刑事を演じた玉山は「現場がタイトで、すごく大変な現場でしたが、形になったことホッとしました」としみじみ。本作は、画角が縦型となる異色の作品になるが、「普段のテレビに比べて、人物に寄った時に余白が少ない分、表情や目の奥の色にすごく没入できる」と感想を明かし、「ひげを生やしっぱなしの役でしたが、左の耳の横にひげのつむじがあるんだと気付きました。僕のひげのつむじはぜひ注目して」とアピールし、さとうらを爆笑させていた。
さとうは、「撮影中から縦型ということでカメラを横にして撮影するなど、不思議な感覚があった」と振り返り、「作品をみると、人物がバーンと映し出されて、特に玉山さんと田中さんが怖かった。すごく迫力があります」と告白。また、田中は「縦型だからこそ、迫力がきゅっと詰まっていて。今までの作品には感じないような視聴感覚を得れました」と打ち明け、「玉ちゃんのひげではないけど、カメラが寄るので、僕はこんなにシミがあったのか、こんなに歳を重ねたのかという発見もありました」と玉山の発見に便乗し、さらなる笑いを誘っていた。
作品にちなんで、「上下関係」と聞いた時に最初に思いつく人物を問われる質問も。玉山は「先輩役者」と答え、「お食事のお誘いを受けた時は、自分が夕食を食べていても『3日食べてません』って言って行ってました」と口にし、「僕はそういう世代で育ち、先輩を立てまくるという生き方をしてきたので、自分が40歳を超えて後輩の役者を誘った時に『もう食べちゃいました』と言われるのがすごく切ない。時代は変わったんだなと思いました」としみじみと明かしていた。
LINE NEWS VISON『終わらせる者』は9月22日より配信。