草なぎ剛、香取慎吾との“30年来の絆が分かる”2人芝居「お互いの人生を懸けて素敵な舞台に」
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草なぎ剛と香取慎吾が30日、東京・日本青年館ホールで開催された舞台『burst!~危険なふたり~』の囲み会見&公開舞台稽古に、作・演出の三谷幸喜とともに出席。同舞台への意気込みを明かした。
【写真】草なぎ&香取&三谷の仲良しぶりがよく分かる!
同作品は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)の脚本執筆を終えた三谷が手掛け、出演は草なぎと香取のみの2人芝居。2015年に初演が上演され、今回7年ぶりに帰ってくるが、草なぎは「7年前の公演はとても楽しく終えられた記憶があります」と振り返り、「再演は何か意味があることだと思う。再演で完成することもたくさんあるはず。初演のいいところもありつつ新たな発見があるのかなと、明日からの公演を楽しみにしています」とニッコリ。
三谷とタッグの多い香取は「三谷さんは、常に刺激的な、経験したことのない時間を作ってくださります」と感謝。また7年前の資料や映像が一切残っていなかったと苦笑いしつつも、「当時を思い出しながら新しい要素をたくさん入れて、楽しい時間を過ごしています」と笑顔を見せた。また「草なぎ剛という僕がとても好きな俳優と一緒に芝居ができてとても楽しい。僕より舞台経験が多いので、昨日の通し稽古の始まる直前に『慎吾ちゃん、よろしくね』とサラっと言われて、僕も『お願いします!』と冗談でなく本気の雰囲気で返しました」と笑いながら口にし、「古くからの付き合いですけど、改めて今2人でぶつかりあえてる時間が楽しいです」と打ち明けた。
三谷は新聞の連載で草なぎと香取のことを「最強の2人」と表現しているが、「2人芝居はすごく難しいし、今回の芝居は舞台上で2人が顔を合わすのは1回だけ。ずっと違う方向を向いてしゃべっていて、これは演劇的には高度なこと。それでも呼吸がピッタリ合っていい演劇的な空間が続く。普通の俳優ならものすごく稽古しないとできないものだけど、2人はサラっとやっていてすごいなと思います」と絶賛。それを受け、草なぎは「うれしい」と微笑むも、香取は「うれしいんですけど、三谷さんは自分で作った作品を褒めている感じが…」と言って記者陣を笑わせていた。
公演が終わった1ヵ月後の自分を想像した感想を問われると、草なぎは「初日が一番ワクワクしています。気が早いけど、再再演をしたいと思う」とニヤリ。香取は「僕は緊張していて、再再演って言ってるのは信じられない。まだセリフを8割くらいしか覚えてないんで」とぶっちゃけ、草なぎを「天才ですよね。明日初日で8割って。あと2割ここからどうやって巻き返すの!?」と驚かせていた。
最後には草なぎが「慎吾ちゃんとの30年来の絆やお互い自分自身でもわからないようなところで繋がってる気持ち、2人の人生が交差して何か生み出される感じなので、お互いの人生を懸けて素敵な舞台になれば。来て下さる方には幸せを持って帰ってほしい」と意気込むと、香取は「僕はこの舞台に人生は懸けてない」と照れ臭そうな表情で返し、草なぎを笑わせていた。
舞台『burst!~危険なふたり~』は、東京・日本青年館ホールにて10月1日~26日に上演。