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インパクトある映像の連続! SF問題作『未来惑星ザルドス』新・予告篇完成

映画

映画『未来惑星ザルドス』場面写真
映画『未来惑星ザルドス』場面写真(C)1974 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPOLATION

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ジョン・ブアマン

ショーン・コネリー

シャーロット・ランプリング

 ジョン・ブアマン監督、ショーン・コネリー主演のSF映画『未来惑星ザルドス』(1974)より、日本オリジナルの新・予告篇が公開された。

【動画】“銃は善なり、性器は悪なり”巨大神がお告げ 『未来惑星ザルドス』新・予告篇

 本作は、英国の巨匠ジョン・ブアマンが自ら製作・脚本を兼任し、驚異的なイマジネーションで人類の恐るべき未来を予見したSF巨篇。2293年、人類は不老不死の社会を実現。特権階級の永遠人「エターナルズ」は、外界から隔絶された透明ドームの中で優雅な毎日を過ごしていた。彼らは空飛ぶ巨大神像ザルドスを建立、それを神と崇める撲滅戦士「エクスターミネーターズ」を操り、荒廃した外界に棲む獣人「ブルータルズ」の殺戮を続けていたが…。

 初公開時、本作には2つの予告篇が作られた。ひとつはタイトル・デザイナーのパブロ・フェッロが手掛けた「特報」と呼ばれる1分弱の短いヴァージョン。この「特報」は本編映像を使わず、原題ロゴにさまざまな特殊効果を施したアニメーションを中心にしていた。次に作られたのが本編映像のダイジェストに「特報」のアニメーションを流用した長いヴァージョン「予告篇」。日本オリジナルの新・予告篇は、この2つ目の「予告篇」をベースに制作された。

 新・予告篇の前半は、公開時の「予告篇」とほぼ同じ流れだが、後半は新たな構成となっている。「ザールドース、ザールドース」という唸り声と共に原題ロゴのアニメーション映像が流れ、浮遊する巨大神ザルドスが映し出される。「ザルドスは語り給う。汝ら選ばれし者に。銃は善なり」と巨大神は言い放ち、大量の銃がその口から吐き出される。歓喜する撲滅戦士たち。続けて「性器は悪なり」という衝撃のお告げと同時に、ゼッド(ショーン・コネリー)が振り向き、銃口を観客の方に向けて引鉄(ひきがね)を引く。

 不老不死のユートピアに侵入したゼッドは、永遠人たちの尋問を受ける。そして鏡の間に落ち込み、無限反射する鏡像の中で発砲。テーマ曲の「ベートーヴェン交響曲7番・第2楽章」が流れるなか、裸体に投射されたサイケデリックなイメージ、打ち砕かれた彫像が復元される逆転撮影など、トリック撮影が連続し、「人類を絶滅させたい」「ここは監獄だ」「神を殺したいか」「死は生からの解放」といった作品のテーマに関わるセリフの数々がオーバーラップする。

 そして浮遊する巨大神が再び大きく映し出された後、永遠人コンスエラ(シャーロット・ランプリング)が指し示すイラストの男性器が勃起して110秒の新・予告篇は締めくくられる。「性器は悪なり」というザルドスのお告げと合わせ、これらが何を意味するのか、本篇を見て確認したい。

 映画『未来惑星ザルドス』は11月4日より全国順次公開。

映画『未来惑星ザルドス』予告編

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