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品川ヒロシ、『ドロップ』後日談を描く漫画『OUT』を映画化&オーデション開催 ピース綾部が応援メッセージ

映画

映画『OUT』より(左から)原作漫画書き下ろしイラスト、監督・脚本を務める品川ヒロシ
映画『OUT』より(左から)原作漫画書き下ろしイラスト、監督・脚本を務める品川ヒロシ(C)井口達也・みずたまこと(秋田書店)2012 (C)吉本興業

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 2009年に劇場公開され、興行収入20億円を記録した映画『ドロップ』。その後日談となる、累計600万部超えの人気漫画『OUT』(原作:井口達也/みずたまこと 秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)が実写映画化され、2023年に全国公開されることが決まった。監督・脚本は『ドロップ』を手掛けた品川ヒロシ。

【写真】映画『OUT』の監督・脚本を務める品川ヒロシ

 品川は、自身の青春時代をつづった小説を映画化した『ドロップ』で長編映画監督デビューを果たし、『漫才ギャング』、『サンブンノイチ』、『Zアイランド』など多数の作品を手掛けてきた。『ドロップ』から約10年の時を経て、再びヤンキー×アクション×友情の物語に挑戦する。

 原作者の井口達也は、品川監督の中学からの友人。『ドロップ』では水嶋ヒロが演じ大活躍した“狛江の狂犬”井口達也が、本作『OUT』では17歳になり、地元を離れて新たなる仲間とともに紡ぐすさまじい青春の日々が描かれる。2人は『ドロップ』をきっかけに再会し、「品川が監督で映画にしたい」という井口のラブコールから、このたび、ついに実写映画化が実現することとなった。

 少年院から出所した井口達也は、西千葉で焼き肉店を営む親戚に引き取られることとなった。更生への期待を胸に見知らぬ土地での生活が始まった達也だが、出所初日に、暴走族・斬人副総長の安倍要とタイマンでけんかをしてしまう。けんかには勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、このけんかを秘密にすることで合意、ふたりは交流を深める。この出会いから達也の壮絶な更生生活が始まってゆく─。

 「キャラクターの魅力を活かしつつ、見ていて興奮するような、そして日頃の鬱憤を吹き飛ばすようなアクション映画にしたい」と意気込みを語る品川監督。井口は「外側にはみ出た若者達の世界が生々しくリアルに描かれているのが一番の魅力。原作漫画の生々しい世界観を、品川監督がどう昇華させるのか。沢山の方に観て貰いたい」としている。

 片岡秀介プロデューサーは「本作には、人間関係、行動力、承認欲求など現代社会が抱える課題を解決する突破口が溢れている。ヤンキーの根っこの部分の魅力が井口達也さんの『OUT』にはあり、その魅力を最大化させる品川監督の演出力で、勇気と希望を与え、社会の中で存在し続けるのがこの作品になる」とコメントしている。

 そして2023年1月から始まる本作撮影を前に、メインキャラクターのオーディション開催が決まった。応募資格は満18~35歳の男性。応募締め切りは11月11日18時。

 品川監督は「若い役は若い時にしか出来ない。出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたい。熱量の高い人を待っています」とオーディションへの期待も高い。

 また、『ドロップ』に出演したピース・綾部祐二は、同じく品川組キャストとなるオーディション参加者へ、遠くロサンゼルスより応援メッセージを。「日本にいる時に長年品川さんの側近だった僕から、皆さんに品川監督の攻略法を内緒でお伝えします。監督は、男女関係なく『昔から大好きです』という言葉に弱いです。これをオーディションにてどれだけナチュラルに挟み込めるかが鍵です。ロサンゼルスから応援しています」と言葉を寄せている。

 映画『OUT』は、2023年全国公開。

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