朝井リョウ原作、河合優実主演『少女は卒業しない』主題歌に20歳のシンガー・みゆな 場面写真も解禁
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直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を映画化する女河合優実主演『少女は卒業しない』の主題歌が、20歳のシンガー・みゆなの書き下ろし楽曲「夢でも」に決定。併せて場面写真も一挙解禁された。
【写真】映画『少女は卒業しない』、卒業式までの2日間を切り取った場面写真
本作は、廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間を描く青春恋愛映画。
原作は直木賞作家・朝井リョウが、2012年に発表した連作短編小説『少女は卒業しない』(集英社文庫刊)。青春時代に味わうすべての感情を詰め込んだ原作に感銘を受け、監督・脚本を手掛けたのは、高校生を主人公に描いた短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を獲得した中川駿。
彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのは、本作が初主演となる河合優実。将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には小野莉奈。軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役に小宮山莉渚。クラスになじめず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役に中井友望。
まなみの彼氏・佐藤駿役に窪塚愛流。神田が片思いする軽音部員の森崎剛士役に佐藤緋美。バスケ部員で後藤の彼氏・寺田賢介役に宇佐卓真。そして、作田が恋焦がれ図書室を管理する現代文の先生・坂口優斗役を藤原季節が演じる。
このたび、本作の主題歌が決定。主題歌を担当するのは、17歳で異例の「FUJI ROCK FESTIVAL‘19」に出演し、YouTube による「Artists to Watch 2019~注目の新人~」に選出されるなど、次世代ミュージシャンとして注目される20歳のシンガー・みゆな。学校に行けなかった10代で生まれた葛藤、未来への不安と期待、大人や世の中に対する感情からさまざまな楽曲を生み出してきた彼女が、20歳になったいま「私の人生に刻まれた映画」と称するほど本作に感銘を受け、楽曲「夢でも」を書き下ろした。
「夢でも」は、優しくも力強い歌声と、ミドルテンポでアコースティックなサウンドが特徴的なナンバーで、繊細ながらもどこか前向きな力強さを感じる楽曲となっている。みゆなは、「好きな人には忘れられたくないものです。恋の歌でもありますし友の歌でもあります。皆様の人生に触れた誰かを思い出して聴いてほしいです」とコメント。中川監督は「別れの切なさを表現するだけでなく、別れの先の未来への希望をも感じられる、とても素敵な楽曲」と評し、「『夢でも』が入ることで名実ともに作品が完成したと思っています」と述べた。
あわせて、卒業式までの2日間を切り取った場面写真も到着。調理室でデザートを選ぶまなみと駿、卒業間近に気まずい空気が流れる後藤と寺田、桜の木の下で自撮りする神田と森崎、図書室で手に持った本を見つめ先生と対峙する作田、と少女たちのそれぞれの恋模様が垣間見える。また、答辞を読もうとするまなみやバスケットボールを持ちシュートを打とうとする後藤、軽音部の部室で驚きの表情をみせる神田、廊下で本を抱え今にも泣きそうな表情で佇む作田、と恋だけではない卒業式までの2日間に起こるストーリー展開が気になる写真となっている。
なお、本作は10月24日から開催される第35回東京国際映画祭のアジアの未来部門に正式出品され、ワールドプレミアにて初披露。中川監督から映画祭での上映に向けて、「かつて卒業を経験された方にも、コロナ禍により“本来あるはずだった卒業”を迎えられなかった方にも、きっと特別な感情を与え得る作品になっていると思います。ぜひご覧ください」とメッセージも届いた。
映画『少女は卒業しない』は、2023年2月23日より全国公開。
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