河合優実、卒業したくないものはお客さん目線「感動するっていう時間がすごく大事」
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俳優の河合優実、中井友望が24日、都内で開催された映画『少女は卒業しない』舞台挨拶付き特別上映会に出席。初主演を務めた河合は、卒業したくないものに「お客さんでい続ける」ことを挙げ、「感動するっていう時間がすごく大事」と持論を語った。
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直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説を基にする本作は、廃校が決まり校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった学校と恋にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間を描く。この日は小野莉奈、小宮山莉渚、窪塚愛流、佐藤緋美、宇佐卓真、藤原季節、中川駿監督も登壇した。
彼氏へのある想いを抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じた河合は「こんなにたくさんのお客さんに完成披露を見守っていただけて、すごく幸せな作品になったなと思います」と喜びのコメント。
物語にちなんで卒業したくても卒業できないものを問われた河合は「お客さんでい続ける」と回答。「『フラットに映画とか舞台とか見れないんじゃないですか?』って聞かれることも多いんですけど、私は逆に見に行って感動するっていう時間がすごく大事というか、気持ちいいので。これからもやめたくないし自分に必要だなと思って書きました」と語った。この流れで、自身の芝居を客観的に見ることができるのか中川監督に聞かれると「それは不可能に近い(笑)」と返していた。
一方、クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織を演じた中井は「陳列に弱い」とのことで、「本当にどうでもいいんですけど、めっちゃ綺麗に並んでいるものを見ると、欲しくなくても買っちゃうんですよ。並べちゃう? 並べるのも好きで」と発言。最近買ったものを聞かれると「作田のキャラクター的にもそうなんですけど、本とか」と明かした。これを受けた窪塚は「ふと頭によぎったのは、ミスタードーナツのポンデリングが綺麗に並べられていたら、僕はもうすかさず買っちゃいます」と語って共感を呼んでいた。
映画『少女は卒業しない』は2月23日全国公開。