河合優実主演『少女は卒業しない』、少女たちの4つの恋のショートムービー解禁

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公開日：2023/2/10 18:00

河合優実主演『少女は卒業しない』、少女たちの4つの恋のショートムービー解禁の

【動画】映画『少女は卒業しない』4つの恋のショートムービー、「卒業しても隣で笑っていたかった」まなみ×駿との恋

　本作は、廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間を描く。原作は、直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説。監督・脚本を手掛けたのは、短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を獲得した中川駿。

　彼氏へのある“思い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを、本作が初主演となる河合優実が演じる。

　将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には小野莉奈。軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役に小宮山莉渚。クラスになじめず図書室に通いながら先生にひそかな思いを寄せる作田詩織役に中井友望。まなみの彼氏・佐藤駿役に窪塚愛流。神田が片思いする軽音部員の森崎剛士役に佐藤緋美。バスケ部員で後藤の彼氏・寺田賢介役に宇佐卓真。そして、作田が恋焦がれ図書室を管理する現代文の先生・坂口優斗役を藤原季節が演じる。

　このたび解禁された映像は、河合、小野、小宮山、中井それぞれが演じる4人の少女の四つの恋に焦点を当てたショートムービー。

　廃校により校舎の取り壊しが決まった島田高等学校、最後の卒業式まであと1日。体育館では卒業式の予行演習が行われるなか、4人の少女たちは明日卒業する“学校”と“恋”にそれぞれの思いをはせていた。

　卒業式で答辞を読む大役を任されている料理部部長のまなみ（河合）は彼氏の駿（窪塚）の分まで弁当を作り、一緒に食べることが日課。昼休みの調理室に忍び込み先生に見つからないかドキドキしたり、弁当の飾りにつけた国旗のようじを駿はうれしそうにコレクションしたり。2人の仲むつまじい様子が切り取られている。

　対照的に、映像の最後には答辞を読むまなみの姿があるが、泣き出してまともに読めないことがうかがえる。「駿あのね、これ（答辞）私が書いたんだけど、今から読むから聞いててね」と語りかけるまなみの真意とは―。

　東京に進学することを決めたバスケ部の部長・後藤（小野）と地元に残ることになった彼氏・寺田（宇佐）とは、離れ離れになることが分かってから気まずい空気が流れ、ろくに会話もしない状況が続く。そこには「寺田の夢を応援したい、寺田の夢傷つけるようなこと言いたくない」という寺田への思いがあった…。体育館で願掛けをしながら投げたバスケットボール。親友に恋を相談する後藤の姿。女子高生の恋のあるあるが詰まったようなシーンが満載だ。卒業式に「屋上にきて」と誘う後藤、2人は明るくお別れすることができるのか―。

　軽音部部長の神田（小宮山）は、中学からの幼なじみの森崎（佐藤）に片思い中だが、いまだにその思いを伝えられずにいた。森崎がメインボーカルを担当するビジュアル系エアバンドは、あるトラブルに見舞われ、なんとかしようと奔走する神田。勇気を振り絞り2ショット写真を撮ろうと誘う神田のいちずな思いが見て取れる。

　卒業式ライブの日、舞台袖で目を潤ませながら森崎を見つめる神田。「本当は覚えてるよ、中学の森崎のこと。ずっと内緒にしておきたかったんだ」とつぶやく神田は、この恋をどう終わらせるのか―。

　クラスに居場所がないまま卒業を迎えようとしている作田（中井）。淡い恋心を抱いていた図書室の管理をする坂口先生（藤原）に、きょうも会いに行く。3年間うまく友達がつくれなかった作田にとって、先生は心のよりどころでもあった。先生の結婚指輪を見つめるまなざしに、秘めた恋心が感じ取れる。

　卒業式当日、がらんとした図書室でさよならを言いに行く作田は、坂口先生に思いを伝えられるのか―。

　映画『少女は卒業しない』は、2月23日より全国公開。