ベネディクト・カンバーバッチ、ネコ愛を語る 『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』インタビュー映像
俳優ベネディクト・カンバーバッチが伝説のネコ画家役で主演する映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』より、カンバーバッチがネコ愛などを語るインタビュー映像が解禁された。
【動画】「ネコは最高!」ベネディクト・カンバーバッチ、インタビュー映像
本作は、19世紀末から20世紀にかけてイギリスで人気を博した伝説のネコ画家ルイス・ウェインの数奇な人生を描いたイギリス映画。妻の愛に見守られ、ネコへの愛に満ちたルイスの人生を、英国名優たちの華麗なる共演によって映画化している。
19世紀末から20世紀にかけて、イギリスで知らない者のなかった人気イラストレーター、ルイス・ウェイン。当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した“ネコ画家”だ。夏目漱石の『吾輩は猫である』に登場する絵葉書の作者とも言われている。
このたび本作の公開を記念し、主演のカンバーバッチのインタビュー映像が解禁。ルイス・ウェインについてや実在の人物を演じるプレッシャー、映画のテーマ、ウィル・シャープ監督の作風、共演した俳優たちの印象、ネコ愛などについて語っている。
まず最初に、ルイス・ウェインについて「ビクトリア時代の画家で、擬人化したネコの絵で有名だ。ネコが人間のような服を着て、ポーズをとったり活動したりしている」とにこやかに説明。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』や『エジソンズ・ゲーム』など、これまで多くの実在の人物を演じてきたカンバーバッチだが、そのプレッシャーについて聞かれると「有名ではない人物を演じる時、より大きな責任を感じる」と吐露。ルイス・ウェインと自らの共通点については「絵を描くことが好き」な点だと述べ、彼の筆跡や作風を真似ているうちに、ウェインに近づいていくことができたと明かした。
また本作のテーマについて「社会学や政治の問題に加えて、メンタルヘルスという当時の問題を取り上げている。でも中心にあるのは恋愛だ」と解説。そして、シャープ監督の作風を「本質を表現するのが上手だ。人の感覚をよく理解している。露骨な表現や過度なセクシーさを出さずに、2人の間にあるものを表現できるんだ」と称える。
ウェインの妻エミリーを演じたクレア・フォイについては「自然な魅力があり、カメラの前でもナチュラルだ。女優として謙虚で、寛大でもある。一緒に仕事のしやすい相手だ。そして光栄にも、友達でもある」とほほえみながらコメント。
最後に、映画の中のネコについて聞かれると「ネコは最高だよ。本作はルイスだけでなく、ネコを称える作品だ」と述べた後、ネコの地位向上に貢献したルイス・ウェインの業績を称賛。しかし、ネコとの共演は大変だったようで「(ネコは)絶対に思い通りにいかない」「狙い通りに寄ってくるには何時間もかかる(笑)」と撮影時の苦労を明かしている。
映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は、12月1日より全国公開。