『silent』「ヘラヘラ生きてる聴者」は“奈々”夏帆の言葉だった 第1話“春尾”風間俊介のセリフが話題に
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女優の川口春奈が主演を務めるドラマ『silent』(フジテレビ系/毎週木曜22時)の第8話が1日に放送。学生時代の奈々(夏帆)と春尾(風間俊介)が仲違いしてしまうシーンで奈々が発したあるセリフが話題になった。
【写真】春尾(風間俊介)と再会した奈々(夏帆)
第8話では、再会した奈々と春尾が学生時代に出会った頃のことが詳細に描かれた。春尾と奈々は、春尾が学生時代にパソコンテイクのボランティアをしていたことをきっかけに出会った。春尾は奈々に手話を教えてもらうようになり、互いにひかれ合っていく。
だが、あるとき奈々は春尾が人に手話を教えている場面を目撃し、すぐにその場を去る。春尾が奈々を追いかけどうしたのかと聞くと、奈々は「遊び道具みたいにされてて不快だっただけ。あの人たち手話に興味があるんじゃない。良い人って思われたいだけ」と告げる。春尾が「みんな善意でやってることだよ」と言うと、奈々は「善意は押し付けられたら偽善なの。仕事にしてほしくて手話を教えたんじゃない」と怒る。
「桃野さんのためになると思って」と返す春尾に奈々は「いいよね。私といると無条件に良い人って思ってもらえるもんね。ヘラヘラ生きてる聴者からはさ」と感情をあらわにするのだった。
この言葉、実は第1話で春尾が湊斗(鈴鹿央士)に話した言葉とまったく同じだった。春尾の行きつけの店で、偶然席が隣合った春尾と湊斗は会話を交わす。手話をしている春尾を見て「なんか人が良さそう」と述べた湊斗に春尾は語る。「手話。耳が聞こえない。障がい者。それに携わる仕事。奉仕の心。優しい。思いやりがある。絶対良い人なんだろうなって、勝手に思い込むんですよ。ヘラヘラ生きてる聴者の皆さんは」。
障がい者やそれに関係する仕事の人々を「良い人」と思って「ヘラヘラ生きてる聴者」。奈々とまったく同じことを話していた春尾。言葉の裏にはもちろん奈々の存在がある。
このことに気づいた視聴者の間では、「ヘラヘラ生きてる聴者って、奈々さんの言葉だったんだ」「全部奈々ちゃんから言われた言葉だったんだね」「奈々から言われた言葉だったという回収」などのコメントが多数寄せられていた。