有村架純主演『ちひろさん』、くるりによる主題歌が流れる予告編&ビジュアル解禁
今泉力哉が監督を務め、女優の有村架純が主演するNetflix映画『ちひろさん』より、くるりによる主題歌「愛の太陽」が流れる予告編、キービジュアルが解禁された。
【動画】辛口&マイペースに生きるちひろさん(有村架純)が魅力的 Netflix映画『ちひろさん』予告編
月刊漫画誌『Eleganceイブ』(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された漫画『ちひろさん』を原作とした本作。元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流。彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていく。
主人公・ちひろを演じるのは、Netflix作品初出演となる有村架純。共演キャストとして、豊嶋花、リリー・フランキー、風吹ジュン、若葉竜也、佐久間由衣、市川実和子、鈴木慶一らが出演する。監督は今泉力哉。
ちひろは、海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く元・風俗嬢。ちょっと口が悪くて、マイペースで、街では浮いている、へんな“おとな”だ。そんな彼女のもとに集まってくるのは、ひとり母の帰りを待つ小学生、本音が言えない女子高生、無口なホームレスのおじさん…彼らに対するちひろの優しくない言葉と素っ気ない態度が、不思議とあたたかい。のびのびと心のままに孤独を謳歌するちひろは、新たな時代の生きるヒントになる。
このたび、今泉監督が愛するバンド・くるりの岸田繁が、本作の劇伴音楽を制作し、主題歌「愛の太陽」も書き下ろしたことが明らかに。岸田は今回のコラボレーションについて「私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています」とコメント。その言葉通り、くるりならではの心に響くメロディーと言葉で、ちひろのキャラクターと作品世界の魅力をより一層引き立てている。
予告編は、有村演じるちひろが「お弁当あるけど、食べる?」と笑顔で語りかける姿からスタート。そして、くるりの主題歌「愛の太陽」が流れる中、辛口&マイペースで心のままに生きるちひろと、彼女を取り巻く人々の関係が描かれるほか、ちひろが「気付いたんだよね。人の心を独り占めすることなんてできない、ってことに」「今無理。水の底にいるから」と孤独をにじませる姿も。人間味あふれる人々に囲まれたちひろがこの先どんな道のりを歩んでいくのか、興味がふくらむ予告となっている。
キービジュアルは、さみしさと希望が入り交じる表情のちひろを切り取ったもの。顔の横には、「さみしさも、よろこびも。心のままに生きていく。」というコピーが添えられている。
Netflix映画『ちひろさん』は、2023年2月23日全世界独占配信、新宿武蔵野館、イオンシネマシアタス心斎橋、伏見ミリオン座にて劇場公開。
※くるり・岸田繁コメント全文は以下の通り。
■くるり・岸田繁(劇伴音楽・主題歌担当)
『ちひろさん』の漫画原作を読んだときのこと。悲しい話もしんどい話も多いのですが、なんだか胸の奥のつっかえが取れて、ほんのり温かくなってくるような、不思議な作品だなぁ、と思いました。すぐに好きになりました。
ちひろさんは、とてもミステリアスです。周りの人たちも、個性的というか変わった人が多いように見えます。もしかしたら、私やあなたも、他人から見ればそう見えるのかもしれません。
人は誰もが、他人に言えない秘密や、わざわざ他人に言わない悩みを抱えて生きています。私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。有村架純さんをはじめ、役者さん方の名演が光る素晴らしい作品です。