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『月の満ち欠け』大泉洋が「天才ですね!」と絶賛 子役・小山紗愛の驚きエピソード

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映画『月の満ち欠け』天才子役・小山紗愛に注目
映画『月の満ち欠け』天才子役・小山紗愛に注目(C)2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会

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大泉洋

目黒蓮

有村架純

伊藤沙莉

 現在公開中の映画『月の満ち欠け』に出演する、ある子役の演技が注目を集めている。大泉や廣木隆一監督も絶賛するその子役とは?

【写真】子役の演技も光る『月の満ち欠け』フォトギャラリー

 本作は、2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数56万部を超える佐藤正午による同名のベストセラー小説を実写化。現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内堅(大泉)と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角哲彦(目黒蓮)。無関係だった彼らの人生が、“瑠璃”(有村架純)という女性の存在で交錯する。

 本作には、オーディションで選ばれた阿部久令亜、尾杉麻友、小山紗愛の3名の子役が出演している。ストーリー上、3名とも重要かつ非常に難しい役柄を演じているが、「皆んな天才ですよ」と廣木監督は振り返る。「彼女たちには台本を渡しませんでした。台本を渡しちゃうと、お父さんやお母さんと、めちゃくちゃ練習しちゃうからです。芝居のクセをなくすために、当日現場でセリフを伝えてやったんですけど、まあ3人とも凄かったです」。

 主人公・小山内堅を演じた大泉も「皆さん素晴らしかった」と振り返る。しかしその中でも緑坂るりを演じた小山紗愛が特に印象深かったようで、撮影現場での思い出を熱を持って語る。「小山紗愛ちゃんは天才ですね! 役としては人見知りの役なんですが、全然人見知りをしないしっかりした子で(笑)。理解も早いし非常に大人びたところもあって、強く印象に残っています」。

 小山内堅と緑坂るりはとある理由で、ホテル内のカフェで対面する。るりの母である緑坂ゆい(伊藤沙莉)を交えた3名の緊張感あふれる大切な場面だ。大泉はそこで小山の芝居を目の当たりにした。「新たな天才子役誕生の瞬間に立ち会ったような気がしますよ。もう、すごいんだもん。(年齢的に)こんな話分からないだろうなって、一応気持ちの流れみたいなものをこういうことなんじゃないかなって話したら『はい。はい。わかりました』とハキハキと答えて、分かるんだってびっくりしちゃいました(笑)」。

 小山の天才子役ぶりは廣木監督にも同様に映っていたようだ。「彼女はすごいです。あの睨む時の表情と走っていく姿は抜群です」。

 さらに、こんな驚きのエピソードも。「紗愛ちゃんが『監督、ここは泣いた方がいい?』って聞くんですよ。『いいよ。ぜひ』って言ったら本当にちゃんと泣きましたからね。でそれにつられて大泉さんも泣いた(笑)」。重要なシーンで詳細は明かせないが、小山紗愛の芝居が役者たちの間に影響を及ぼし、想像を超えるシーンに仕上がったという。

 映画『月の満ち欠け』は公開中。

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