シガーニー・ウィーバー、73歳にして14歳の少女役「チャレンジングだった」
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映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開に先駆け、海が主な舞台となった本作にちなんだウォーター・フロント来日記者会見が、10日に都内の水族館・マクセル アクアパーク品川にて開催された。イベントにはジェームズ・キャメロン監督、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラングの主要キャスト、そしてプロデューサーのジョン・ランドーが出席。記者会見と共にダイナミックなイルカショーを堪能した。
【写真】紳士! シガーニー・ウィーバーをエスコートするサム・ワーシントン
2012年以来、10年8ヵ月ぶりの来日を果たしたキャメロン監督は、「1980年代半ばからたびたび日本に来ており、大好きな国。私と日本は長い恋愛関係があるわけですが、10年以上、来日することができなかったので、この日を本当に待ちわびていました」と満面の笑みでごあいさつ。「今回、『アバター』の続編とともに来日することができてとてもうれしく思っております。今までも私の映画を受け入れてくださったので、この映画も好きになっていただけることを願っています」と最新作をアピールした。
ウォーターフロント記者会見の幕開けは、イルカたちによるキュートでエネルギッシュなパフォーマンス。目の前で繰り広げられるショーに、キャメロン監督とキャスト一行は童心に帰って釘付け状態。「素晴らしかった! 僕は知的で人とつながることができるイルカが大好き。僕も一緒に(イルカに乗りたいんですが)いいですか?」とキャメロン監督が言い出せば、シガーニーは、「とってもエキサイティング! もしかすると、私が観たショーの中で一番かもしれません!」と興奮気味に語った。
会見では、さまざまな質問が投げかけられる中、絶賛の声が各国から届いていることへの感想を求められたキャメロン監督は、「この作品が人々にどういうインパクトを与えるのか、正直、我々にはわからないところがありました」と吐露。「希望としては、感情に訴えるような作品にしたかったし、海をはじめとする美しい世界を楽しんでいただきたいと思っていたので、いろいろな方々から高い評価をいただき心からうれしく思っています。日本の皆様にも、きっと前作以上に感情的な旅路を楽しんでいただけると思います」と高評価に自信を深めている様子だった。
また、MCからの質問に「Yes/No」で答えるコーナーでは、「水中撮影のあまりの大変さに、『この役を降りたい!』と思った人」という問いが投げかけられ、全員が「No」の答え。73歳にして14歳の少女を演じたシガニーは、「3〜4年くらい準備期間があったので、14歳くらいの子たちの行動をいっぱい観察したり、学校の授業にも参加してどのくらいの声の幅があるのかを探ったり、自分が14歳だった頃を思い出したり…いろいろと研究し尽くしたので、私は現場へ行くのが楽しみでした。私が演じたキリというキャラクターはとても優しくて、情熱的で、自然とのつながりを持っているので、開放感があったし、チャレンジングではあったけれど、監督やキャストの皆さんのサポートもあったし、子供たちも私を受け入れてくれたので、(役を降りたいどころか)本当に家族というものを感じました」と胸の内を明かしていた。
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、12月16日より全国公開。