「秋ドラマで演技が光っていた俳優」ランキング発表
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■第5位 中井貴一『ザ・トラベルナース』
『ザ・トラベルナース』で九鬼静を演じた中井貴一
脚本家・中園ミホの医療ドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)で、主演の岡田将生演じる那須田歩とともに働く九鬼静を演じた中井。まるでタイプの違う2人が反発しながらも患者ファーストで医療現場を改革していく姿を描くストーリーで、中井は何を考えているのか読めない伝説の看護師役を好演した。
【選んだ理由】
「どのドラマを見ても一癖ある役柄で今回のザ・トラベルナースもめちゃくちゃ面白い。中井さんがいなければドラマは半減すると思います。クスッと笑えるし、無理な演技ではなく自然に役にはまってて見ていて気持ちがよいです」
「なんともあやしげな、なにを考えているかわからないひとくせある役をセリフ、たたずまいで見事に演じている。主役ではないけれど、圧倒的な存在感でドラマをひっぱっている」
■第5位 眞栄田郷敦『エルピス―希望、あるいは災い―』)
『エルピス―希望、あるいは災い―』で岸本拓朗を演じた眞栄田郷敦
同じく第5位の眞栄田が『エルピス―希望、あるいは災い―』で演じたのは、若手ディレクター・岸本拓朗役。裕福な家庭で育ち自己肯定・評価が高いながらも、ある苦悩を抱える拓朗役を好演した。
【選んだ理由】
「チャラチャラしたイマドキっぽい若手社員と思いきや、冤罪事件に関わるうちに自分の過去の罪などと向き合うことになる2面性に惹きこまれました。淡々としながらも彼の強い目力がこのドラマをさらに動かしているようにも思います」
「目力のある演技を見て、良い演技だなと思いました。へらへらとして抜けていたり、空回りすることも多いキャラですがどこか憎めないテレビディレクター役で、シリアスなこのドラマ内で、唯一クスっと笑える存在です。笑えるシーンとシリアスシーンを上手く演じ分けているなと感じました」
■第5位 吉沢亮『PICU 小児集中治療室』
『PICU 小児集中治療室』で志子田武四郎を演じた吉沢亮
同じく第5位の吉沢は、『PICU 小児集中治療室』の主人公・武四郎を演じランクイン。幼い命と向き合いながら、先輩医師らと共に小児医療や医療用ジェット機の導入に奔走する若き小児科医・武四郎を演じた。
【選んだ理由】
「吉沢亮さんは、今まで王子様的なかっこいい役などの役柄しか見たことがなかったんですが、PICU小児集中治療室では、顔はいいけど仕事的にはダメダメな役で新鮮だったり、何もできない歯痒さ、落ち込みなどが伝わってきてすごいなと思いました。今回脱力系なんだけど、ベテラン先生に意見して自分の考えを突き通すなどの情熱もある青年役が見事にハマってるんじゃないでしょうか」
「PICUでの1つ1つの重みのある演技が心にずっしりきます。医者として経験が少ないので間違った行動に出ることが多いですが、常に子供達を思いやれる医師役がすごく合っています。それでいてお母様との掛け合いはまるで本当の親子のようで演技の違いにも驚きます」