「秋ドラマで演技が光っていた俳優」ランキング発表
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■第4位 鈴鹿央士『silent』
『silent』で戸川湊斗を演じた鈴鹿央士
『silent』(フジテレビ系)は主人公・青羽紬(川口春奈)が、高校時代に本気で愛した恋人・佐倉想(目黒蓮)と数年後に再会したことからはじまるラブストーリー。鈴鹿が演じるのは、紬の中学時代からの同級生で、同じサッカー部に所属していた想の親友でもある青年・戸川湊斗。学生時代、秘かに紬に思いを寄せていた湊斗は、紬と同窓会で再会したことをきっかけに彼女と付き合いはじめて3年。鈴鹿は、将来のことも考えるようになった中で2人が再会したことを知り、心がざわつき始める姿を繊細に演じた。
【選んだ理由】
「湊斗役がとてもハマっています。紬のことを思って身を引いたり、大切な友人の想のことを思う友情など見ていてとても切ないです。彼の素晴らしい演技がドラマを盛り上げているように思います」
「繊細な表情で感情の動きを表現していると思う。思わず応援したくなるし、手を差し伸べたくなる、ザ・優しさの塊のようなキャラクターに、見事に命を吹き込んでいると思います」
■第3位 山田涼介『親愛なる僕へ殺意をこめて』
第3位はHey! Say! JUMPのメンバー、山田涼介。同名漫画を実写化した『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)で、山田は主人公・浦島エイジを演じた。物語は、15年前に起きた猟奇殺人事件の犯人の息子でもあるエイジの周りで、その事件を模倣したかのような新たな殺人事件が発生する中、やがて自身が二重人格者であることを悟ったエイジが、もう1人の自分が殺したかもしれないという不安に駆られながらも真相を突き止めようとするサスペンスストーリーだ。
【選んだ理由】
「二重人格の演じ分けが素晴らしいと思います。普段のエイジののほほんとした感じが、B一の時には全くなく、目つきと声色の違いに思わずゾクッとしてしまうほどでした。戸惑う演技も自然で、つい見入ってしまいました」
「今までは可愛い役が多い印象で、そこまで演技が上手いイメージはなかったけれど、この二重人格の役で演技が上手いなと思いました。エイジとB一の役によって、話し方や雰囲気など演じ分けていて、ついつい引き込まれてしまいます。彼のイメージが変わりました」
■第2位 平野紫耀『クロサギ』
第2位はKing & Princeのメンバー、平野紫耀。ドラマ『クロサギ』(TBS系)は2013年に全42巻で完結した同名漫画を原作とした”クロサギ完全版”。主演を務めた平野は、詐欺師をだます詐欺師”クロサギ”・黒崎高志郎を演じ、巧妙な詐欺が横行する現在を舞台に、高志郎とほかの詐欺師による心理戦や警察組織との攻防、家族を奪った最大の宿敵との直接対決をスリリングに描いた。
【選んだ理由】
「クロサギの心の中の深い悲しみや苦悩する思いを、紫耀くんは迫真の演技で見事に表現していて、その演技にぐっと惹きつけられます。そして、明るく振る舞う場面では屈託のない無邪気な表情をしていて振り幅が大きいです」
「山下智久さん主演で一度制作されたドラマを改めて平野さん主演で制作するということで、一度作られた人物像を超えられるかという懸念がありました。しかし、鬼気迫る演技に惹き込まれ、新しい人物像を作り上げているなと感じました。毎回、主人公の感情に惹き込まれ、演技力の高さに驚かされます」
「父親が詐欺に遭い、一家殺害の中で生き残った黒崎は、人を寄せ付けない暗さを持ちつつ、人恋しさを抱えています。本当は明るく素直な少年だったのだと思います。そんな複雑な黒崎を平野さんが見事に演じています。カッコ良さが光りますが、演技にも引きつけられます」