吉谷彩子&石井杏奈W主演 女同士の嫉妬と承認欲求が生み出す愛憎サスペンス『悪魔はそこに居る』配信決定
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■吉谷彩子(中西詩 役)
Q:このドラマのお話を聞いたときの率直な感想をお教えください。
シンプルに面白そうだと思いました。ただ演じ方によっては良くも悪くもなる内容だと思ったので、相手とのバランスをしっかり考えながら演じなければならないと思いました。
Q:中西詩はどんな女性ですか?
詩は、自分の感情をうまく表に出せず、すぐに我慢してしまう所があります。そのせいで空回りしてしまう事が多々ありますが、ちゃんと優しさをもっていて、すぐに自分より他人の事を考える人物だと思います。
Q:石井さんの印象
とても明るくて笑顔が印象的でした。現場中も杏奈ちゃんとずっと笑い合っていて、本当に楽しく、やりやすい現場作りをする方だなと思いました。
Q:詩を演じるにあたり、大変だったこと、反対に自分と似ていて楽なことなどありましたか?
もちろんスケジュールの事もあったのですが、感情が激しく動くシーンが多かったので、ある程度動きを確認して、テストはせずに、本番で撮ることが多かったです。
Q:どのような方に見て頂きたいドラマでしょうか?視聴者へのメッセージなどもあわせてお教えください。
老若男女問わず、色々な方に楽しんでいただける作品になっていると思います。詩と美園の感情の動きに、注目していただきたいです。
■石井杏奈(九条美園 役)
Q:このドラマのお話を聞いたときの率直な感想をお教えください。
とてもワクワクしました。復讐劇の根底に大きな愛があって、演じ方ひとつで物語への入り込みやすさが変わってしまうので、どう演じようかとても悩みました。
Q:九条美園はどんな女性ですか?
常に笑顔で人あたりが良く誰からも好かれる。でも、自分自身が抱えているコンプレックスに過剰に反応してしまうほどとても弱い子です。自分の思い通りにならないと気が済まない。自分よりも詩が幸せになることを許さない。歪んだ独占欲に縛られて生きている女の子です。
Q:美園を演じるにあたり、大変だったこと、反対に自分と似ていて楽なことなどありましたか?
本心が出るまでの会話や仕草はどこまで嘘をつくのか、敢えて大袈裟にするのか、繊細に演じ分けるのが難しかったです。監督やプロデューサーさんと話し合いながら演じました。似ていて楽な部分はひとつもなかったです。美園の弱い部分に共感し、応援の気持ちが愛に変わり最後は美園のために演じたいと思えました。
Q:吉谷さんの印象
優しくていつも笑顔でとても明るい方。ハードなシーンでも吉谷さんの笑顔に何度も何度も励まされました。夜が更けてくると見つめ合うだけでお互いに笑いが止まらなくなるほど、笑いのツボが似ていました。
Q:今だから話せる撮影のウラ話など
ずっとW杯の話をしていました。過密なスケジュールの中、夜中に起きてテレビ観戦し、次の日の撮影はその話題で持ちきりでした。撮る分量が多く時間がない中での撮影にも関わらずスタッフ、キャストの皆さん全員がずっと明るくて楽しい現場でした。
Q:どのような方に見て頂きたいドラマでしょうか?視聴者へのメッセージなどもあわせてお教えください。
人は誰かと自分を比べる瞬間があると思います。そこに、妬みや嫉みという感情が芽生える時があり、それを我慢したり、自分への刺激に変えたりして、みんな前に進もうと努めています。この物語はそんな感情たちがたくさん出てきます。良くも悪くも自我を出し、自分と向き合い、成長していくお話です。同世代の方には特に響く作品になっていると思います!
■清水セイカ(原作)
Q:ご自分の原作がドラマ化されるとの話を聞いたときの率直な感想をお教えください。
このお話をいただいた時、まさか自分の人生でこんなことが起こるなんてと、しばらく現実感がありませんでした。様々なスケジュールが少しずつ決まり進んでいくごとに、自分が書いたものが本当にプロの方に演じていただけるんだと、遅れて感動がやって来たのを覚えています。
この作品はコミカライズもされており、私の中でも思い入れの強いものでしたので、選んでいただけたことが嬉しかったです。
Q:今西詩役の吉谷彩子さん、九条美園役の石井杏奈さんのご印象をお教えください。
お二人とも、ご活躍中の大変著名な女優さんでしたので、詩や美園役を演じていただけると聞いた時は夢のようでした。原作やコミックの中で詩はロングヘアなのですが、ショートヘアの吉谷さんの演技を間近で拝見させていただいて、私の作り上げた詩以上に詩そのものだったので、本当に驚きました。
石井杏奈さんは、テレビやドラマから清楚で可愛らしいというイメージを持っていたのですが、言葉巧みに人を惑わす悪女美園がピッタリハマっておられると、そんな風に思ってしまうほど美園の可愛らしい悪魔感を再現されていました。女優さんは本当に凄いと、とても感動しました。この物語を書いて良かったと、心から思いました。
Q:どのような方に見て頂きたいドラマでしょうか?視聴者へのメッセージなどもあわせてお教えください。
従姉妹という繋がりの中で、強かな美園と自尊心の低い詩。一見正反対の2人は、明らかに主導権が美園にあるように見えますが、根底にあるものは違います。2人はこれまで、支え合いながら過ごしてきました。
成長していく中で劣等感やコンプレックス、嫉妬など、様々な感情に呑み込まれ、時には相手や自分が、悪魔に思えることもある。人と人との関わり合いの中で、そんな感情とどう折り合いをつけ、生きていくのか。実際の生活の中でも、時には自分をコントロール出来なくなることもあるかもしれません。
特に女性同士では、本音をぶつけ合ったり自分を曝け出したりすることは、年齢を重ねるにつれ難しくなるのではと思います。このドラマを様々な角度から観ていただき、時にイライラしたりハラハラしたり、詩や美園にどこか共感をもってもらえたら嬉しいです。
■でじおとでじこレッド(作画)
Q:ご自分のコミカライズした作品がドラマ化されるとの話を聞いたときの率直な感想をお教えください。
とてもびっくりしました!「でじおとでじこレッド」にとっては記念すべき第1作目のコミカライズ作品でしたので、とても嬉しかったです。
Q:今西詩役の吉谷彩子さん、九条美園役の石井杏奈さんのご印象をお教えください。
吉谷彩子さんは転職サイトCMでのキビキビした“綺麗でデキる女”の印象があります。その吉谷さんが詩をどう演じられるのかとても楽しみです。石井杏奈さんは美園のイメージどおり可愛らしい印象ですが、意外に悪女もハマりそう!! と想像が膨らみました。
Q:どのような方に見て頂きたいドラマでしょうか?視聴者へのメッセージなどもあわせてお教えください。
詩と同世代の方をはじめ、皆様に見ていただきたいドラマです。タイトルにある悪魔とは何者なのか。きっと誰しもが共感できる内容ではないかと思います!
■森安彩(共同テレビ・プロデューサー)
この原作小説を読んだ時、登場人物たちが現実世界でも自分のすぐ近くで生活をしているのではないかと思うほど、キャラクターの言葉や思考がリアルでした。
放送ドラマを多くやってきた私にとって、この物語が持つ現実世界との「近さ」はとても新鮮であり、配信ドラマでこそチャレンジしたい物語だと直感的に思い、一気に企画書を書きました。
脚本家の武井彩さんとも、「詩のこの感じわかるわかる」「美園みたいな子、自分の周りにもいた」などと共感しながらシナリオも作っていきました。キャストも、主人公2人を架空の人物というよりはすぐそこで出会えそうな親近感をもって演じられる方にお願いしたかったので、お芝居がうまく、自然体でもある吉谷さん石井さんしかいないと思いました。
吉谷さんは自分に自信はないが何者かになりたくて必死にもがく詩を、石井さんは華やかで毒が強いが実は心が孤独な美園を、それぞれに二面性のある役を見事に演じてくださいました。
視聴者の皆様には詩と美園の長所だけでなく欠点にも存分に共感しながら観て頂けると嬉しいです。