紀里谷和明監督、“最後の作品”のテーマは「女子高生」と「世界の終わり」 伊東蒼主演『世界の終わりから』春公開
紀里谷和明監督が、女優の伊東蒼を主演に迎えて、「女子高生」と「世界の終わり」をテーマに最後の作品として挑んだ映画『世界の終わりから』が、今春公開されることが決定。伊東のアップを捉えたティザービジュアルが解禁された。
【写真】主演を務める伊東蒼
『CASSHERN』(2004)で監督デビュー以降、『GOEMON』(2009)、クライブ・オーウェンとモーガン・フリーマン共演のハリウッド映画『ラスト・ナイツ』(2015)などを手掛けてきた紀里谷和明監督。そんな紀里谷監督が、自身の想いを全て注ぎ込み、最後の作品として選んだのは、世界を救うため奔走する一人の女子高生の物語。これまでの男性を主人公にした作品とは異なり、不安な未来を必死に生きようとする女子高生が主人公の作品となっている。
主人公のハナを演じるのは、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』や映画『空白』『さがす』などに出演し、高い評価を受けてきた伊東蒼。『さがす』で共演した佐藤二朗から「感性と技術を持った怪物」と評され、昨年には第14回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞するなど、今後のさらなる活躍が期待される若手女優だ。
高校生のハナ(伊東)は、事故で親を亡くし、学校でも居場所を見つけられず、生きる希望を見出せずにいた。そんなある日、政府の特別機関と名乗る男が突然現れ、自分の見た夢を教えてほしいと頼んでくる。心当たりがなく混乱するハナだったが、その夜奇妙な夢を見て…。
ティザービジュアルは、まっすぐ前を見つめる伊東のアップを陰影濃く捉えたもの。横には「こんな世界なくなればいい。」というコピーが添えられている。
伊東は、本作について「この作品をみてくださった方が自分の悩みや弱さを見せてもいいんだ、自分を大事に思ってくれている人がいるんだ、ひとりぼっちな人なんていないんだ、と思っていただける作品になっていると思います」と語っている。
映画『世界の終わりから』は今春公開。
伊東蒼コメント全文は以下の通り
■伊東蒼(ハナ役)
志門ハナ役の伊東蒼です。大切な人を守ることの難しさ、自分の弱さを受け入れて誰かを頼ることの大切さ、自分が1人じゃないと気づけた時の心強さを、撮影中毎日感じる作品でした。
この作品をみてくださった方が自分の悩みや弱さを見せてもいいんだ、自分を大事に思ってくれている人がいるんだ、ひとりぼっちな人なんていないんだ、と思っていただける作品になっていると思います。楽しみにしていてください!