中島裕翔主演『#マンホール』、役と向き合う姿捉えたメイキング写真公開「自分でも見たことがない中島裕翔に驚いた」
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Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演する映画『#(ハッシュタグ)マンホール』より、中島が人間の本性を露呈させていく主人公役に真摯に向き合う姿を捉えたメイキング写真が解禁された。
【写真】暗いマンホールの底でスマホを覗く中島裕翔
本作は、予測不能な99分を描いたシチュエーションスリラー。『ライアーゲーム』シリーズ、『マスカレード・ホテル』シリーズの脚本家・岡田道尚によるオリジナル脚本で、『海炭市叙景』『私の男』などの熊切和嘉監督がメガホンをとった。2月16~26日(現地時間)開催される第73回ベルリン国際映画祭のベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待されることが決定している。
営業成績ナンバーワンのデキる男・川村俊介。社長令嬢との結婚式前夜、渋谷で開かれたサプライズパーティで酩酊し、帰り道にマンホールの穴に落ちてしまう。深夜、穴の底で目覚めると、足に深手を負い身動きが取れない状態。スマホで現在位置を調べるがGPSは誤作動を起こし、警察に助けを求めるも、まともに取り合ってもえらえない。
唯一、連絡が取れた元カノに助けを求めることができたが、そこである疑念が浮かぶ。「もしかして、ここは渋谷ではない?」。何者かにはめられたと考えた彼は、SNS上で「マンホール女」のアカウントを立ち上げ、場所の特定と救出を求める。犯人探しに沸き上がるネット民たちを操る川村。結婚式までのタイムリミットはあとわずか。果たして、このどん底から這い上がることができるのか。
中島が主人公・川村俊介を演じるほか、川村の元カノ・工藤舞役を奈緒、川村の同期社員・加瀬悦郎役を永山絢斗が務める。
このたび、新たなメイキング写真が解禁。中島が、真剣な面持ちで熊切監督と向き合う姿や、暗いマンホールの底で、鬼気迫る表情で食い入るようにスマートフォンを覗く様子などが捉えられている。
川村という役を複雑で難しく、挑戦しがいのある役と捉えて撮影に臨んだ中島。一人芝居が続く中、人との繋がりはほぼ電話という状態だったが、当時は会話に左右されて、自分のなかで生まれてくる疑念や疑心暗鬼に気づきながら、それを役の中に落とし込んでいったという。
製作陣は、川村が一晩で体験する感情の振り幅を繊細に描きたいと考え、アイドルとしての輝きと、自分とは全く異なる人間になり切ることができる演技力、この2つを併せ持つ中島へオファー。プロット作成の早い段階で中島を想定し当て書きを行い、実際に演じる姿を見た際は手応えを感じたという。結果、中島裕翔の新しい俳優像を打ち出す作品となった。
爽やかで硬派なイメージの強い中島が、マンホールの底で、極限まで追い詰められて人間の本性を露呈させていく主人公を演じ切る本作。中島自身も「自分でも見たことが無い中島裕翔に驚いた」と話す、その姿をスクリーンでぜひ確認したい。
映画『#マンホール』は、2月10日より全国公開。