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中島裕翔、英語で堂々あいさつ「本当に夢のよう」 『#マンホール』でベルリン国際映画祭へ

映画

映画『#マンホール』で第73回ベルリン国際映画祭に登場した中島裕翔

映画『#マンホール』で第73回ベルリン国際映画祭に登場した中島裕翔(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc. Photo by Getty Images for GAGA

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 映画『#(ハッシュタグ)マンホール』が、現在開催中の第73回ベルリン国際映画祭に正式招待され、主演を務める中島裕翔(Hey! Say! JUMP)と熊切和嘉監督が日本時間2月21日にレッドカーペットに登場。記者会見では中島が流ちょうな英語で対応した。

【写真】中島裕翔、人生初のレッドカーペットに感激! 第73回ベルリン国際映画祭の様子

 はじめに中島と熊切が現れたのは、マスコミ向けのフォトコール。海外メディアに囲まれ、最初は緊張した面持ちの中島だったが、徐々にマスコミからの英語での声かけにも指さしをしながら中島らしいさわやかな笑顔で応え、「ラブリー! キュート!」の声を巻き起こすなど、集まった人々を魅了していた。

 次にマスコミ向けの記者会見に登場した中島と熊切。まず、脚本について聞かれると、熊切が「元々は岡田(道尚)さんが一年間くらい練ったプロットを読ませてもらって、最初は今まで自分が撮ってきた作品とは少し感じが異なっていたのでとまどっていたんですけど、何度も繰り返して読んでいくうちに狭い空間で描かれた作品ではあるけれど非常に広がりのある作品だと思い、これは是非映画にしたいなと思いました」とコメント。

 マンホール内という特殊な環境での撮影について聞かれた中島は「1ヵ月間ずっと狭くて暗いセットの中での撮影はすごく大変でしたね。最初に脚本をもらったとき、まずタイトルを見て“マンホール!? ほんとに!?”って驚きました(笑)。しかも男がマンホールに落ちて脱出しようと試みる話。こういう役をやってみたいという気持ちもあったけど、汚い泡に囲まれたり今までやったことないようなことばかりでトリッキーな撮影でしたね。肉体的にも精神的にも大変な撮影でした」と流ちょうな英語で回答。

 ベルリンを訪れた感想を聞かれた中島は「本当に夢のようです。世界中から俳優や監督が集まるこんな場所に招待してもらえるとは思ってもみなかったので、この作品に連れてきていただいたという気持ちです」と喜びを語った。

 『鬼畜大宴会』(1997)でベルリン国際映画祭のパノラマ部門に招待されていた熊切は、今回ベルリナーレ・スペシャル部門正式招待という形で再びベルリンの地を訪れた心境を聞かれると「最初のベルリンの時は(クエンティン・)タランティーノ監督が『ジャッキー・ブラウン』でレッドカーペットを歩いていて、僕の映画のフライヤーを渡そうとしたんですけど受け取ってもらえなくて…、サミュエル・L・ジャクソンさんが受け取ってくれたんですけど(笑)。その同じレッドカーペットを歩けると思うとすごく感慨深いですね」と、世界中の名だたるスターたちが訪れるベルリン国際映画祭ならではのエピソードを披露しながら答えた。

 劇中で非常に重要なツールとして登場するSNS。普段SNSを使っているか聞かれた中島は「僕は日本の“Hey! Say! JUMP”というグループのメンバーなのですが、僕たちはInstagramとYouTubeのアカウントを持っています。僕はただそれを見ていることが多いですね。でも観客の皆さんが作品をどう思っているかを知れたりするのでそういうときに活用したりします」と回答。

 メディアからの質問にも難なく英語で受け答えをしていた中島は、今後の海外進出への展望について「元々英語を習い始めたきっかけが、海外でのお仕事への野望があったからなので、ゆくゆくは海外の作品にも挑戦したいと思っています」と思いを明かした。さらに音楽の仕事と俳優の仕事、どちらが好きかという難しい質問には「僕としては両立させたいと思っています。事務所もそうさせてくれますし、素晴らしいことだと思います。俳優業のおかげで充実しているし、もちろんアイドルでいることも好きです。でも演じることは大好きですね。演じていると違う人間になれるし、今回の作品でも川村という人間はダークで本能的な面も持ち合わせています。僕はこれまでそういった役を演じたことがなくて、チャレンジしてみたかったので、この役ができて幸せです」と真剣な表情で答えた。

 そしていよいよベルリン国際映画祭のメイン会場となるBerlinale Palast(ベルリナーレ パレスト)のレッドカーペットに中島と熊切監督が登場。中島はブラックのタキシードを身をまとい、アン・ハサウェイやクリステン・スチュワートら大スターも数日前に歩いた大舞台を堂々と歩いた。

 中島はレッドカーペットを歩いた感想を聞かれると「とても楽しかったです! レッドカーペットは人生で初めてなんです。釜山国際映画祭のときも歩く予定はあったんですけど、フライトの関係で歩くことができなかったので、目に映るもの全てが新鮮で、ベルリン国際映画祭は三大映画祭のひとつでもありますし、すごく華やかな場所で、日本の作品としても7年ぶりに招待していただいたということもあって色々なものを背負ってレッドカーペットを歩かせていただいたという気持ちです」と興奮冷めやらぬ様子でコメントしていた。

 その後、Kino International(キノ インターナショナル)にて行われた公式上映では会場は満席に。上映終了後には、会場が大きな拍手と歓声に包まれる中、中島と熊切監督が舞台上に登壇し、鑑賞し終えたばかりの観客からの質問に答えた。

 さらに現地に駆け付けた日本のメディア向けの取材にも応じた2人。感想を聞かれるた中島は「日本では珍しいシチュエーションスリラーという作品ではあるんですけど、海外では多くみられていると思うので、海外の方たちがどういうリアクションをするのかっていうことがすごく楽しみでした。僕は結構心配性なので色々とネガティブな方に考えてしまいがちですけど(笑)、こんなに温かい拍手と各所から笑い声も沢山起こったので、笑いが起こるポイントがいい意味で日本とちょっと違って独特だなと思って、一緒に観ていてすごく楽しかったですし、あの時間が最高でした」と感慨を語った。

 熊切は「僕は割と今までの作品はお客さんが沸くようなタイプの映画を撮っていなかったので(笑)、今回は比較的エンターテイメントなので、思った以上に反応が良くて嬉しかったです」とコメントしていた。

 本作は、予測不能な99分を描いたシチュエーションスリラー。岡田道尚によるオリジナル脚本で、熊切監督がメガホンをとった。主人公・川村俊介を中島が演じるほか、川村の元カノ・工藤舞役を奈緒、川村の同期社員・加瀬悦郎役を永山絢斗が務める。

 映画『#マンホール』は、全国公開中。

 公式上映後の熊切監督のQ&Aは以下の通り。

次ページ

<第73回ベルリン国際映画祭、『#マンホール』公式上映後のQ&A>

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