ジェイミー・リー・カーティス、トランスジェンダーの娘をサポートしオスカー像を「They/Them」と表現
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で、主人公を追い詰めるしつこい税務署職員を怪演し、本年度、見事アカデミー賞助演女優賞を獲得したジェイミー・リー・カーティス。受賞後、情報番組に出演し、トランスジェンダーの娘をサポートするために、オスカー像にジェンダーニュートタルな代名詞「They/Them」を用いていると明かした。
【写真】ジェイミー・リー・カーティス、涙・涙の受賞! 舞台裏も収めた感動のフォト(12枚)
オスカーの興奮もまだ冷めやらぬ3月14日、ジェイミーがアメリカの情報番組『トゥデイ・ウィズ・ホーダ&ジェナ』にリモートで出演し、「娘のルビーをサポートするため、オスカー像にThey/Themを使用しています。なので、They/Themと呼びますね」と説明し、ジェイミーの自宅でオスカー像が元気にしていると報告した。
アカデミー賞の公式サイトによると、オスカー像はMGMの美術監督だったセドリック・ギボンズがデザインを手掛け、フィルムリールの上に立つ騎士が、十字軍の剣を握る姿が表現されている。像への立体化はロサンゼルスの彫刻家ジョージ・スタンレーが担当した。
また前述の番組でジェイミーは、「私の人生でこの2日間の出来事が起こりえるなんて、何百万年もずっと想像もしませんでした。すべての事に感動しています」と、受賞について涙ながらに喜びを語った。
Peopleによると、ルビーはジェイミーと夫クリストファー・ゲストの間に生まれた子どもで、トランスジェンダーの女性。ジェイミーと夫には、2020年にカミングアウトしたそうだ。ジェイミーはこれまでことあるごとにルビーのサポートを表明しており、2022年にはトランスジェンダーに嫌悪をぶつけるトランスフォビアを糾弾。また、ルビーが2022年にパートナーのキンシアと結婚した際は、ジェイミーが立ち合い人として2人の結婚を執り行ったそうだ。