英国アカデミー賞、助演女優賞の発表を間違えるハプニング
現地時間2月19日に英ロンドンにて開催された英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式にて、助演女優賞のアナウンスを間違えるハプニングが起きた。
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Varietyによると、ハプニングが発生したのは、昨年、『コーダ あいのうた』で助演男優賞を獲得したトロイ・コッツァーが今年の助演女優賞のプレゼンターを務め、手話通訳と共に発表したとき。候補者の映像が流れた後、通訳が『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』のキャリー・マリガンの名前を発表し、歓声が沸くも、すぐに『イニシェリン島の精霊』に出演するケリー・コンドンに訂正された。間違えたのが、トロイか手話通訳かは明らかになっていない。
会場では、一瞬どよめきが起きたものの、すぐにケリーを祝福するムードにチェンジ。ケリーも当初は戸惑った表情を見せていたものの、スクリーンに受賞者としてケリーの写真が現れ、コリン・ファレルに賞を受け取りに行くよう促され、舞台に上がったという。
ケリーはスピーチで、「本当に多くの人に感謝します。私にとってとても意味のある受賞です」と述べ、監督のマーティン・マクドナーや、キャスト、スタッフ、家族、そして愛馬と愛犬に感謝を述べた。
なお授賞式はBBCにて時間差で放送されていたが、最終版ではハプニングの部分は編集されて放送されたそうだ。
受賞発表の間違えで思い起こされるのが、2017年の第89回アカデミー賞授賞式。作品賞で当初『ラ・ラ・ランド』の名が発表されたが、正式な受賞作は『ムーンライト』だったことが判明。会場は大混乱に陥り、プレゼンターに誤った封筒を渡した担当者が出禁になるなど波紋を広げた。幸い今回はすぐに訂正できたため、大事には至らなかったようだ。