重体の『プライベート・ライアン』トム・サイズモア、家族が命を終える決断
先月、脳動脈瘤のため病院に搬送され、重体だと報じられていたトム・サイズモア。親族が、「命を終わらせる」選択を行ったことがわかった。
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Varietyによると、トムのマネージャーを務めるチャールズ・ラーゴが声明を発表。「医師から回復が見込めないと説明があり、終末期の決断をするよう勧められました。家族は今、命を終える決断をしたところです。詳しいことは、水曜日に改めて発表します」とし、「困難な時期に家族のプライバシーを尊重してくださるようお願いするとともに、サポートや祈りを下さった多くの人に感謝を伝えたいと思います」と述べたそうだ。
報道によると、トムは現地時間2月18日、ロサンゼルスの自宅で倒れているところを発見され、緊急入院。脳卒中から脳動脈瘤となり、集中治療室でケアを受けていたものの、意識不明の状態が続いているとみられる。
トム・サイズモアは、1989年に俳優としてデビューし、オリバー・ストーン監督の『7月4日に生まれて』やキャスリン・ビグロー監督の『ハートブルー』などに端役で出演したのち、90年代に注目を集めるように。『プライベート・ライアン』や『ヒート』、『ワイアット・アープ』などでタフガイを演じ、マイケル・マンやマーティン・スコセッシ、リドリー・スコット、マイケル・ベイなど、著名監督の作品に出演した。
プライベートではトラブルも多く、恋人へのDVで逮捕・服役したほか、薬物使用の問題も抱えていた。現在61歳。