『RRR』インド映画初のアカデミー賞最優秀歌曲賞受賞 授賞式で圧巻パフォーマンス披露
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S・S・ラージャマウリ監督による映画『RRR(アールアールアール)』が、第95回米アカデミー賞歌曲賞を受賞した。インド映画としては初の快挙となる。
【写真】アカデミー賞授賞式で「ナートゥ・ナートゥ」を生パフォーマンス!
本作は、インド映画史上最高の制作費7200万ドル(97億円、1ドル=135円換算)を掛けたアクション超大作。英国植民地時代のインドを舞台に、他に類を見ないスケールとアクションで友情、使命、家族、誇り、そして一国の未来をも背負った2人による壮絶な戦いを描く。
監督は、映画史上空前の大ヒット作『バーフバリ』シリーズを生み出したS・S・ラージャマウリ。主演は南インドのスター俳優NTR Jr.(エヌティーアールジュニア)、ラーム・チャラン。
本作は、公開21週目となる今も全国映画動員ランキングトップ10(興行通信より)に入り、累計興収は12億8千132万6百円、累計動員数81万76人(3月12日時点)を記録。日本で公開されたインド映画としては、初めて10億円を突破した。
今回、本作のM・M・キーラヴァーニ作曲による楽曲「Naatu Naatu(ナートゥ・ナートゥ)」が、第95回米アカデミー賞歌曲賞を受賞した。この部門でのインド映画の受賞は、『RRR』が初となる。キーラヴァーニは受賞を受け、次のようにコメントした。
「アカデミー協会に感謝申し上げます。子供の頃、私はカーペンターズの曲を聴いて育ちました。そして私が、アカデミー賞に輝いた。この歌を捧げたいと思います。(カーペンターズの楽曲「トップ・オブ・ザ・ワールド」の替え歌で)♪Once only wish my mind. So was Rajamouli(本作の監督ラージャマウリ) and my family. RRR has to wind, pride of every India♪ 『RRR』は受賞する必要があるんです、ありがとう、カールティケーヤ(本作のプロデューサー)。これを実現する事が出来ました」。
授賞式では、楽曲「ナートゥ・ナートゥ」の歌手ラーフル・シプリガンジとカーラ・バイラヴァが生パフォーマンス。会場ではナートゥダンスのシーンを完全再現し、総勢20名のダンサーが踊りを披露。圧倒的なパフォーマンスに会場中が熱気に包まれた。
映画『RRR』は公開中。