タイムループは監獄か天国か!? 切ない思いと人間の本性が交錯する、青木柚×坂ノ上茜『神回』予告&ビジュアル解禁
俳優の青木柚が主演を務め、女優の坂ノ上茜が共演する中村貴一朗監督の映画『神回』の公開日が7月21日に決定。本予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】繰り返されるタイムループの中で自分自身の成長は止まらない!? 『神回』本予告
本作は、東映ビデオが2021年6月に立ち上げた新たな才能を発掘する新プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」で、309本の企画と脚本が応募された中、記念すべき第1回製作作品に選ばれた脚本を映画化。監督・脚本を務めるのは、短編『GUNKANJIMA ‐Traveler in Time‐』が国内外の映画祭で評価された新鋭・中村貴一朗。
高校の夏休み。文化祭の実行委員になった樹と恵那は教室で出し物の打ち合わせを始めた。しかし、5分後には、また打ち合わせの最初に戻ってしまうことに樹だけが気付く。その状況から抜け出そうともがく樹だったが…。なぜ、樹はタイムループにハマってしまったのか。抜け出すことはできるのか。数えきれないほど繰り返す時間の果てにあぶり出される切ない想いと、人間の本性とが交錯する新感覚タイムループ青春映画だ。
主人公・樹にふんするのは、NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』<ひなた編>でヒロインの弟・桃太郎役を好演した青木柚。樹の同級生・恵那役を、2021年ぴあフィルムフェスティバルで高評価を得た自主制作映画『愛ちゃん物語』や『ぬけろ、メビウス!!』で主演を務めた坂ノ上茜が演じる。
本予告映像は、文化祭の実行委員となった沖芝樹(青木柚)と加藤恵那(坂ノ上茜)が、教室で打合せをする場面から始まる。すると突然、樹の目の前が真っ暗になり、先ほど打合せを始めるときに聞いた恵那の言葉が耳に届く。タイムループに気づいた樹は「時間が戻ってる! 時間がループしてるんだよ!」と訴えるが、恵那は「私もそういう小説好きだよ」と⼀向に状況を理解しない。
13時が繰り返される中、樹は校内を駆け回ったり、教室の窓から飛び降りたり、何とか状況を打開しようと奮闘するが、抜け出すことができない。さらに、恵那や自身の髪の毛に白髪が混じっていることに気づき、自分たちがループの中でも成長していることが発覚する…。果たして、数えきれないほど繰り返す時間の果てに、どんな真実が待っているのか。彼らがタイムループに巻き込まれながら織りなす青春模様に期待が高まる予告映像となっている。
ポスタービジュアルは、本作の主な舞台となる教室で、打合せが始まる13時時点の樹と恵那を切り取ったもの。二人の間には「この時間は、監獄か天国か――!?」というキャッチコピーが添えられている。
映画『神回』は、7月21日より全国公開。