ジェレミー・レナーが事故後初インタビュー 現場にいた甥は死を覚悟したとコメント 通報時の音声も公開
今年の元日に除雪中の事故で2度の緊急手術を受ける重傷を負ったジェレミー・レナーが、事故後初めてテレビインタビューに応じた。
【動画】通報時の音声も公開 ジェレミー・レナー、事故後初インタビューの予告編
ジェレミーは今年1月1日に、ネバダ州のタホ湖近くの自宅付近で自身の所有する約7トンの重機で除雪作業を行っていた際、この除雪車に轢かれ、近くの病院に緊急搬送された。胸部に鈍的外傷を負ったほか30ヵ所以上を骨折するなどし、2度の手術を受けたのち、ICUで治療を受けた。現在は自宅で療養を続けており、回復の過程をSNSでシェアしてきた。
その彼が事故後初めて、米ABCの特別番組『Jeremy Renner: The Diane Sawyer Interview ‐ A Story of Terror, Survival and Triumph(原題)』でテレビのインタビューに登場。4月の放送を前に、予告編としてその一部が公開された。
ジャーナリストのダイアン・ソイヤーを前に、しっかりとした様子で椅子に座るジェレミーは、痛みについてどの程度覚えているかと聞かれ、「全部記憶している。すべての瞬間意識があった」と口を開いた。
事故は、甥の方向に進みだした重機を止めようとしたときに起きたと伝えられている。インタビューではこれに触れ、「同じ状況になったらまた同じことをする」とコメント。甥も登場し、「ジェレミーの頭から流れる血で、血だまりのようになっていた。死んでしまったかと思った」と振り返っている。
ダイアンによると、この事故でジェレミーは、肋骨8本にわたる14箇所の骨折など、全身のあらゆる箇所を骨折。肺がつぶれ、顔も、眼窩や顎、下顎骨を骨折したそうだ。「鏡を見たとき、新しい顔が写っていましたか」と聞かれると、「いえ、ラッキーな男が写っていました」とコメント。「僕は生き抜くことを選びました。この事故で死ぬことはありません。多くの肉と骨を失いましたが、愛とチタンで補強されました」と力強く述べている。
番組では、911に寄せられたショッキングな通報の内容も公開。「スノーキャットに男性が牽かれた。急いでくれ。潰れている。血が溢れている」という声のあと、ジェレミーのうめき声とともに、「息をするんだ、闘うんだ」と通報者がジェレミーを励ます様子が聞こえる。また、事故後病院に駆けつけた家族に手話で「ごめん」と伝えた事に触れられ、ジェレミーが言葉を詰まらせるシーンもあった。
ジェレミーはこのあと4月11日に、自身のドキュメンタリーシリーズ『Rennervations(原題)』のロサンゼルスプレミアに参加する予定。質問にも答えるそうだ。
『Jeremy Renner: The Diane Sawyer Interview ‐ A Story of Terror, Survival and Triumph』は、現地時間4月6日に放送される。