銃誤発射のアレック・ボールドウィンの訴追が取り下げ 妻と弁護士に感謝つづる

ウエスタン映画『Rust(原題)』の撮影現場で起きた銃誤発射による死亡事故。銃を構えたアレック・ボールドウィンが今年1月に過失致死の容疑で正式に訴追されていたが、検察により取り下げられたことがわかった。
【写真】アレック・ボールドウィン、妻ヒラリアとの2ショット 「君のおかげ」と感謝
Varietyによると、新たな事実が明らかになり、アレックに対する訴追が不可能になったと、現地時間4月20日に特別検察官が発表したそうだ。捜査は継続して行われており、今後再びアレックが訴追される可能性もあるが、その場合はより軽い罪となるものとみられる。
関係者によると、撮影に使用したコルト銃が撮影の前に改造されていた事を示す証拠をアレックの弁護士が提出。この証拠により検察は、アレックがトリガーを引いたと立証するのが困難になったようだ。
この事故は、2021年10月に、米ニューメキシコ州のボナンザ・クリーク牧場で撮影中だった『Rust(原題)』のリハーサル中に発生したもの。アレックの構えた銃が誤発射し、撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが亡くなり、監督のジョエル・ソウザが負傷した。
1月末、アレックはハッチンズさんの死亡に対する過失致死容疑2件で訴追され、最高で禁錮1年6ヵ月、罰金5000ドル(約67万円)を科される可能性があった。なお、武器の管理を担当していたハンナ・グティエレス・リードもアレックとともに訴追されているが、彼女に関してはこのまま罪を追及していくという。
棄却を受け、アレックはインスタグラムを更新し、妻ヒラリアと写る2ショットを公開。「今あるものはすべてこの女性のおかげ(それにルーク、君もだ)」と記し、妻とこの件を担当した弁護士に感謝をつづった。