筒井道隆、『風間公親-教場0-』出演決定 木村拓哉と『あすなろ白書』以来30年ぶりの月9共演に
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木村拓哉が主演を務める月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系/毎週月曜21時)より、5月15日放送の第6話に筒井道隆がゲスト出演することが発表された。筒井が木村とフジテレビの月9ドラマで共演するのは、1993年に放送された『あすなろ白書』以来30年ぶりとなる。
【写真】『ミステリと言う勿れ』筒井道隆の照れた表情をパシャリ
原作は、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてシリーズ累計130万部突破のベストセラーとなり、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品だ。
今作は、『教場』(2020年)、『教場II』(2021年)以前、風間が“刑事指導官”として新人刑事の教育に当たっていた時代を描く。風間による新人刑事への教育は「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が刑事指導官・風間公親とバディを組み、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ぶ育成システムとなっていた。
第6話で筒井が演じるのは、画家の向坂善紀(こうさか・よしのり)。向坂は、自身の作品や他の作家の作品を展示販売する「アートギャラリー・コーサカ」を営んでいる。そんな彼のアトリエを、たびたび訪れる高校生の苅部匠吾(かるべ・しょうご/城桧吏)。高校で美術部に入っている匠吾は向坂の実の息子だが、現在は離婚しているため、新しい父親の元で暮らしていた。
匠吾は現在の父親に絵を描くことを禁じられているため、向坂のアトリエを度々訪れては、昔一緒に描いた絵の話に花を咲かせるのだった。向坂は匠吾に絵の才能があると思っており、匠吾自身も美術の道に進みたいが、現在の父親であり歯科医師の苅部達郎(かるべ・たつろう/浜田信也)は匠吾を医学の道に進めさせようとしていた。匠吾の悩みを聞いた向坂は、達郎をアトリエに呼び出し、匠吾が抱えている悩みについて伝えるも、現在の父親とかつての父親同士で口論へと発展し…。
近年の筒井は、27年半ぶりの月9ドラマレギュラー出演となった『ミステリと言う勿れ』(2022年1月期)で、過去に誤認逮捕で冤罪(えんざい)事件を起こし、左遷された苦い経験を持つコワモテでクールな警部を好演。
また、筒井とフジテレビ月9ドラマといえば、印象深いのが1993年放送の筒井が主演を務めたヒット作『あすなろ白書』。同作で筒井が演じた“優柔不断で頼りない好青年”の掛居保は、当時“掛居くん”の愛称で世の女性をとりこにした。そして、劇中で同じ女性を取り合う恋敵役として共演していたのが木村拓哉。筒井と木村のフジテレビドラマでの共演はこの『あすなろ白書』以来、実に30年ぶりとなる(※他局を含む作品での共演は1998年のTBSドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』以来)。30年前、『あすなろ白書』で青春群像劇を届けた2人が時を経て、本格ミステリーで共演を果たす。
プロデューサーの渡辺恒也(フジテレビ 編成部)は、第6話について「ままならない人生の中でもわずかな希望を見出そうともがく人々の姿が印象的なエピソードです」と説明し、「向坂は、愛する息子の将来を思う気持ちと、苦しい状況の中で身を引こうと葛藤する気持ちとの間で揺れ動く、とても繊細な心情表現が求められる役でしたが、筒井道隆さんによって見事にリアリティーのある人物として存在させてもらえたと思います。また匠吾役を演じた城桧吏さんも、素朴な雰囲気の中に知性を感じさせる高校生・匠吾役を、等身大で演じ切っていただきました。この親子の関係性が、遠野の心にどのような影響を与え、事件の解決につながっていくのか、放送を楽しみにしていただければと思います!」とメッセージを寄せている。
ドラマ『風間公親ー教場0ー』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。