竹原慎二、「ガチンコ!」で人生激変 婚姻届持って押しかける女性も
元プロボクシング世界王者の竹原慎二が、5日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に出演。最高視聴率26.2%の超大ヒットを記録した「ガチンコ!ファイトクラブ」で人生が激変したことを振り返った。
【写真】竹原慎二「人生終わったと思いました」
今回の放送では、伝説的バラエティ番組『ガチンコ!』(TBS系)で放送されていた企画「ガチンコ!ファイトクラブ」の出演で知られる元プロボクサー・竹原慎二による“50歳過ぎてもケンカを売られ続けてバリしんどい先生”の授業・後編を放送。
前回の放送では、「51歳になった今でも道を歩いているだけでヤンキーたちにケンカを売られまくる」というしくじりを告白し、荒れた不良時代から戦後、日本人で初めて世界ミドル級王者の座を手にするまでの人生を振り返った竹原先生。後編では、ボクシング引退後の生活や『ガチンコ!』出演時の裏話、大病を経験して変わった人生観など、竹原先生のその後の人生について紐解いた。
24歳でボクシング引退後、タレントに転向したものの、すぐさま「バラエティ番組での会話についていけず、仕事がゼロ」という状況に陥ってしまった竹原先生は、日焼けサロンで1年間アルバイトをしたのち、ほとんど手をつけていなかったファイトマネー約2000万円を全て注ぎ込んでイタリアンレストラン「Campione」をオープン。しかし信頼を寄せて一緒にレストランを始めた元一流ホテルの料理人が、まさかのしくじり事件を起こしてしまう。
レストランの経営にほん走する中、竹原先生に舞い込んできたのが「『ガチンコ!ファイトクラブ』でコーチをやっていただけませんか?」というオファー。一度は断るも、再度オファーが来た際には妻と相談し、「店の宣伝にもなるし頑張ればいい」という妻の言葉で約3ヵ月間のオファーを引き受けたと明かした。そうして挑んだ撮影初日、“1期生オーディション”に参加した竹原先生を待ち受けていたのは“全国から集まったガチのヤンキーたちが次々とケンカを売ってくる”という事態。ほかにも、参加メンバー同士の乱闘や “参加メンバーの仲間の暴走族が現場を取り囲む”などの事件が多発していたことを告白。人気番組の裏側で起きていた衝撃事件の数々に、終始驚きっぱなしの生徒たちだった。
さまざまな困難を乗り越えながら、「ガチンコ!ファイトクラブ」は最高視聴率26.2%の超大ヒットとなり、この大ヒットで竹原先生の生活は激変。街で声を掛けられたり、女性からモテるようになり毎晩六本木で飲み歩くようになったり、さらには「婚姻届を持った女性が押しかけてきた」こともあると語った竹原先生に、生徒たちは呆れながらも、羨望の眼差しを送った。
しかし、その一方で“全国のヤンキーたちから狙われる”など、有名になったへい害もあったとし、“通販番組の生放送出演前に殺害予告が届く”という事件まで起こっていたと打ち明ける。
そして、竹原先生は2014年、42歳のときに膀胱がんであることが判明し、人生最大の危機に直面。「人生終わったと思いました」「ボクシングをやっているときは、“いつリングの上で死んでもいい”と覚悟してリングに上がっていたんですけど、家族ができて死ぬのが怖くなった」などと語り、がんが発覚した当時の心境や妻とともに励んだ闘病、病気をきっかけに変わった妻との関係性など、赤裸々に打ち明けた。
授業の最後には“ヤンチャをしてる人に送る教訓”を発表。竹原先生の授業を見届け、生徒役として出演した格闘家・朝倉未来は「竹原さんと境遇が似ていた。暴走族だったり格闘家だったり、ヤンチャな番組やってたり。今の竹原さんの歳になったときにスパーリングしてないように作戦を考えないといけないなと思った。反面教師にさせてもらいます」とコメントし、一同の笑いを誘った。
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』はテレビ朝日にて毎月第4金曜24時50分、ABEMAにて毎月第1~3金曜21時、第4金曜の地上波放送後に放送。ABEMAにて1週間見逃し配信。