玉城ティナ、世界的人気インフルエンサー役で映画主演 SNS社会の怖さ描く『#ミトヤマネ』特報&ビジュアル解禁
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玉城ティナが主演する映画『#ミトヤマネ』が、初秋に公開されることが決定。併せて、特報とティザービジュアルが解禁となった。
【動画】“ミト”のSNSを覗き見しているよう 『#ミトヤマネ』特報
本作は、ネット社会ならではの職業「インフルエンサー」を生業とする女性を主人公に、ネット社会の恐ろしさを描いたスリラー『VIDEOPHOBIA』で国内外の話題となった宮崎大祐監督が描く、現代性とクールさを伴った新しい「ジャパニーズ・ノワール」作品。玉城は、世界中で人気を得るインフルエンサーの山根ミトを演じる。
カリスマインフルエンサーの山根ミトと、ミトを陰で支える妹のミホ。ある日所属事務所から、誰でもミトの顔になれるフィルター「ディープフェイクアプリ」とのコラボ案件を持ちかけられる。アプリは大人気となり、世界中の至る所にミトの顔が拡散された。一方、ミトの顔を悪用する者も次々と現れる。そんな状況すら自分の人気につながると喜ぶミト。かたやミホはそんな状況を危惧していた。姉妹がたどり着く、予想だにしない衝撃の結末とは。
玉城は「ミトヤマネは透明なのにけばけばしくて無関心なのに執着にまみれていて、私がいつも日々演じている女の子の中のひとりでした。彼女の日々を演じる事になんの違和感もなく、名前も肩書きも、セリフも、書いてあるままに、できるだけ監督の意向に沿えるようにしました。スクリーンの中で彼女をできるだけ記号のまま表せていたら、今この映画を作る意味があったのかな、なんて思っています。インターネットに顔を載せないように、なんてもうお母さんに言われません。私の分身はもうインターネットに散らばっています。彼女の考えてる事を何ひとつ理解できなくても演じられるであろう自分も少しこわいですが、ぜひ劇場で観ていただけると嬉しいです」とコメント。
宮崎監督は「思えばわたしはいままでずっと境界を越える表現に魅了されてきました。故郷の街の中にあるアメリカとの国境を越える旅はやがてシンガポールとの国境を越え、大阪では自己と他者の境界を越えていきました。しかしここ数年、それよりもずっと早いペースで世界の境界は取り払われはじめました。では、さらに加速が進み、すべての境界が取り払われたあとの、その先にある消失点には一体何があるのだろう。そんな疑問から生まれたのがこの映画です。たった78分で自分の中のなにかが決定的に変わってしまう、そんな映画体験をお約束いたします」としている。
特報は、まるで本当に山根ミトのSNSをのぞき見しているかのような縦型動画。さまざまな衣装を身にまとったスタイリッシュなミトが代わる代わる映し出される映像など、ミトのカリスマインフルエンサーぶりがうかがえると同時に、イベント会場で観客が全員ミトのお面を付けて踊っている映像など、日常にミトがあふれ出す様子が不気味に描かれる、狂気を感じる映像となっている。映像に映っているミトは、果たして全て本当の山根ミトなのか…。
また、4種のティザービジュアルも解禁。「ディープフェイクアプリ」によって日本中の至る所にミトの顔があふれ出すという本作の設定にちなんで、国内No.1カメラアプリである「SNOW(スノー)」のAIアバター機能を使って主人公ミトをクリエイト。リアルでもあり、虚構の存在とも言えるインフルエンサー・ミトヤマネの世界観を表現したビジュアルとなっている。
映画公開を記念し、アパレルショップWEGOが展開している「WEGO放課後アート部」と『#ミトヤマネ』がコラボ。本作品のテーマでもある「SNSの光と影」とミトヤマネをイメージしたイラスト募集コンテストを開催する。受賞作品は、WEGOにおいて作品展示会&イラストをプリントしたTシャツの販売を実施。主役を演じる玉城ティナと宮崎大祐監督も特別審査員として参加することが決定している。作品募集期間は5月29日~6月18日。受賞者発表は7月中旬の予定。
映画『#ミトヤマネ』は、初秋公開。