齊藤工監督「感慨深い」 映画『スイート・マイホーム』、第25回上海国際映画祭へ正式出品 新場面写真到着
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窪田正孝が主演し、齊藤工が監督を務める映画『スイート・マイホーム』が、第25回上海国際映画祭へ正式出品されることが決定。併せて新たな場面写真、各キャストが演じるキャラクター情報が解禁された。
【写真】押入れの中で何かに怯える賢二（窪田正孝）の兄・聡（窪塚洋介） 映画『スイート・マイホーム』新場面写真
本作は、2018年「第13回小説現代新人賞」を受賞した作家・神津凛子のデビュー作である同名小説を実写化するホラー作品。メガホンをとるのは、俳優業の傍らで20代から映像製作にも積極的に携わり、初長編監督作『blank13』（2018）では国内外の映画祭で8冠を獲得した齊藤工。
主演の窪田は、奇妙な事件に巻き込まれていく主人公・清沢賢二を演じる。また、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介、中島歩、里々佳、松角洋平、根岸季衣が脇を固める。個性的な実力派俳優が集結し、新居購入をきっかけに主人公家族が遭遇していく恐怖の連鎖が描かれる。
上海国際映画祭は、1993年から行われているアジア圏最大規模の映画祭で、中国国内で唯一の国際映画製作者連盟（FIAPF）が公認する長編映画祭となり、今年は6月9日から18日まで上海で開催。本作が出品されるGALA部門では『Ribbon』『梅切らぬバカ』『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』などの話題作が過去出品されている。
2018年に開催された「第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門」で長編初監督作である『bank13』が最優秀監督賞を受賞した齊藤工監督。監督が手掛ける最新作『スイート・マイホーム』が、5年ぶりに上海国際映画祭に登場。ワールドプレミアとして世界初上映を迎えることについて齊藤監督は、「上海国際映画祭はかつて『blank13』と言う私の初長編作品に対しまさかの最優秀監督賞と言うギフトを下さり大いに映画表現の背中を押してくれた特別な映画祭ですので上海に新作を持って伺える事は感慨深いです」とコメント。「そんな個人的な事以上に窪田正孝さん、蓮佛美沙子さん、奈緒さん、窪塚洋介さんをはじめとする日本を代表する演者の皆さんの極限の表現を撮影の芦澤明子さんが捉えて下さった『スイート・マイホーム』が海を渡る事は本作を制作する上で一つの目的だったので非常に嬉しく思います」と意気込みも語り、同映画祭へ参加することも発表された。
また、本作の新たな場面写真も解禁され、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介、中島歩、里々佳、松角洋平、根岸季衣ら、ベールに包まれていたキャラクター情報も明らかに。
蓮佛が演じるのは、窪田演じる本作の主人公・清沢賢二の妻、ひとみ。幼い子供を育てながら、暖かい新居への引っ越しを夢見ている女性を演じている。賢二とひとみの新居「まほうの家」の営業担当で住宅会社の社員・本田を奈緒が演じ、窪塚が、賢二の兄・聡（さとる）役を務める。
そのほか、中島が清沢家の周辺で起きた事件の捜査をしている長野県警の警察官・柏原、賢二が働くスポーツジムのインストラクター・原友梨絵を里々佳が演じる。さらに、松角が賢二たち家族に何らかの執着を見せる住宅会社社員・甘利役、根岸が聡と賢二の母、清沢美子役を務める。
今回解禁された場面写真には、「警察車両など、騒然とする雪の中で自宅に駆け寄る賢二」「新居の前で来客を見送る清沢一家」「押入れの中で何かに怯える賢二の兄・聡」「車の中で刑事・柏原からある事件の話を受ける賢二」「団らんの場であるはずのリビングで険しい表情を見せる清沢兄弟」「モデルルームで来客を応対する住宅会社社員・本田」などが映し出されている。
映画『スイート・マイホーム』は、9月1日より全国公開。
