窪田正孝主演、齊藤工監督作『スイート・マイホーム』本予告解禁 主題歌はyamaが歌唱する尾崎世界観書き下ろし曲
齊藤工が監督を務め、窪田正孝が主演する映画『スイート・マイホーム』より、yamaが歌う主題歌「返光(Movie Edition)」の音源を使った予告が、本ビジュアルと共に解禁された。
【動画】尾崎世界観書き下ろし・yamaが歌う主題歌「返光(Movie Edition)」音源が聴ける、『スイート・マイホーム』予告
齊藤工が監督を務める本作は、第13回小説現代長編新人賞に輝いた作家・神津凛子によるデビュー作を映画化。
極寒の長野に住むスポーツインストラクターの清沢賢二(窪田)は、愛する妻ひとみ(蓮佛美沙子)と幼い娘たちのために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”とうたわれたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実をかみしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家だったが…。
今まで唯一解禁されている映像の特報では、主演の窪田や蓮佛、奈緒、窪塚洋介らが、「何かに見つかったら終わり」というところまでは語られていたものの、その多くは謎に包まれていた。
今回完成した60秒の予告では、やっと手にした幸せの象徴でもあるマイホームで何か事件が起こり、血相を変えて帰宅する賢二に始まり、次のシーンでは誰かの死体が…。妻ひとみのアリバイを賢二に聞き出そうとする警察。一方のひとみも「誰かに見られている感じはずっとあった」と恐怖におびえ、さらに「家に誰かがいた」と主張する。そんな中、赤ん坊の次女ユキがこつぜんと姿を消す。「お前、何も見えてないのか。あいつらに見つかったら終わりだからな!」と兄・聡(窪塚)に言われ、子供を探しに賢二が地下に向かうと…。
予告が映し出しているのはまだストーリーの序盤。本編ではさらに身の毛立つ恐怖へと転じていく。周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された過去。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家がたどり着いた驚きの真相とは?
予告では、尾崎世界観が書き下ろし、yamaが歌唱する主題歌「返光(Movie Edition)」の一部が解禁。中盤で流れる同曲は、どこか狂気と懐かしさをはらんだ世界観の中にも切なさにあふれた珠玉のバラード。祈りにも通ずるyamaの歌声が感情に訴えかけてくる楽曲となっている。
本ビジュアルは、賢二の背後のシルエットに、賢二、ひとみ、聡の3人に加え、賢二たちが住む「まほうの家」を建築する住宅会社社員の本田(奈緒)や、賢二の長女サチが重なり合っている。それぞれの表情は、キャラクターの心情を表したような、濃密な「秘密・謎・不気味さ」が渦巻くホラー・ミステリーを予感させるデザインとなっている。特にサチが両手で顔を覆いながらも“何か”の存在を凝視しているカットは、重要なキーとなりそうだ。本ビジュアルデザインはイラストレーター・羽鳥好美が描き下ろした本作の世界観を表現したイラストを元にグラフィックデザイナー・大島依提亜が手掛けた。
また、賢二が地下室をのぞき込む印象的なティザービジュアルでデザインされたムビチケ前売券(カード)が、本日6月16日発売された。オンライン通販用の特典は齊藤監督が撮影した窪田、蓮佛、奈緒、窪塚のポートレート写真のポストカードで、各キャストの魅力が引き出されたものとなっている。また、劇場販売用の特典は、本ビジュアルを手掛けた大島依提亜が、イラストレーター・サイトウユウスケと共に創り出したオルタナティブビジュアルのポストカード。「まほうの家」を温めるエアコンを中心に本作の登場人物たちが意味ありげな視線をこちらに向けているデザインとなっている。
映画『スイート・マイホーム』は、9月1日より全国公開。