映画『グランツーリスモ』オーランド・ブルームら、カンヌ国際映画祭&F1モナコグランプリに勢ぞろい!
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映画『グランツーリスモ』のオーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィらキャスト陣とニール・ブロムカンプ監督が、第76回カンヌ国際映画祭のフォトセッションやクロージングナイトのレッドカーペットに登場。さらに、世界3大レースの1つでF1レースの中でも厳しいコースの1つと言われる、F1モナコグランプリを訪れた。
【写真】オーランド・ブルームがアーチー・マデクウィをリード 第76回カンヌ国際映画祭のクロージングナイトのレッドカーペットの様子
5月26日、カンヌ国際映画祭後半の盛り上がりを見せるカールトン埠頭で行われたのは、『グランツーリスモ』をテーマにしたフォトパネルを前にしたフォトセッションとメディアに向けたインタビュー。オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィ、ジェリ・ハリウェル、マクシミリアン・ムント、ブロムカンプ監督らが登壇した。
監督は「ソニーから脚本が渡された時は、まさかレーシングゲームである『グランツーリスモ』から映画が作れるとは思いませんでした。しかし脚本を読んだら、見事にテレビゲームと実在する人物の伝記が融合されていました。そんな組み合わせは今まで見たことがありませんでした。この映画は実家の地下室で『グランツーリスモ』のゲームでレースを疑似体験していたヤン・マーデンボローという人物が、免許もない状態からル・マンの表彰台に立つという何とも信じ難い実話を基にした作品なんです」と映画のストーリーを語った。
オーランド・ブルームは自身の役柄について「僕が演じるダニーという人物の発案のもと、(ゲームの)『グランツーリスモ』が得意な若者を集め、本物の車に乗せ、何ヵ月ものトレーニングを経て、レースの表彰台に立つという夢を叶える物語なんです。だからこの映画は夢を追う全ての人間が見るべき作品です」と熱弁。続けて「ニール・ブロムカンプ監督は素晴らしい映像クリエイターで、アクションシーンは基本的に全て車の中、サーキットの上で撮影しています。レーシングファンなら、これ以上のないくらいの臨場感で、レースの中にいるような感覚を味わえるはずです」と見どころを語った。
主人公のヤン・マーデンボローを演じたアーチー・マデクウィは「僕は実際ずっと車の中にいて、時速320kmで走っていました。映画から伝わるアドレナリンやスピード感は全てリアルなものです。グリーンバックで撮ったものは一切ありません。僕らは常に車に乗っていて、あのスピードで走っていました。全てリアルだからこそ、映画を見ていてもタイヤの焼ける匂いが伝わるし、僕の表情や顔の汗から、僕が感じていたと同じ“G”が体感できるはずです。だからこの映画は車好きにはたまらないはずです。さらにストーリーもA級です」と撮影の様子を明かした。
翌5月27日には映画祭のクロージングナイトのレッドカーペットにブラックタイで参加、堂々としたスターの貫録を見せるオーランド・ブルームが、華やかな舞台に戸惑いを見せるまだ若いアーチー・マデクウィをリード。ブロムカンプ監督をはじめ、デヴィッド・ハーバー、ジェリ・ハリウェル、アサド・キジルバッシュプロデューサーも勢ぞろいし、大量のフラッシュを浴びていた。
そして翌5月28日には、レーサーたちの夢の舞台「モナコグランプリ」をキャスト&監督が訪問。モナコグランプリと言えば、ル・マン24時間、インディ500と並び「世界3大レース」の1つに数えられ、会場となるのは、高級リゾート地として名高いモナコの公道に特設されるモンテカルロ市街地コース。1950年のF1世界選手権発足当時とほぼ変わらないコースでいまも開催され続けている貴重なGPだ。興奮冷めやらぬカンヌから30分ほどの距離にあるモナコで、今度はレーサーたちの熱き勝負を観戦。さらにはモナコグランプリを象徴する有名な急カーブ、フェアモント・ヘアピンを見下ろしキャスト達は笑顔で写真に納まった。
映画『グランツーリスモ』は、9月全国公開。