クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

菅野美穂が主婦ヒロインに! 「手塚治虫文化賞」大賞受賞作『ゆりあ先生の赤い糸』が連ドラ化&10月スタート

ドラマ

 今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の『ゆりあ先生の赤い糸』(講談社)が、菅野美穂を主演に迎え、テレビ朝日系で連続ドラマ化、10月より放送されることが決定。主演の菅野、原作者の入江からコメントが到着した。菅野がテレ朝の連続ドラマで主演を務めるのは、1999年放送の『恋の奇跡』以来、24年ぶり。

【写真】「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』書影

 本作は突然、要介護状態となった夫と、夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と同居を始める、踏ん張る“おっさん”主婦の数奇な人生&家族の物語。脚本は『僕の生きる道』シリーズ(2003~2006年)や『フリーター、家を買う。』(2010年)、向田邦子賞を受賞した『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』(2021年)などの社会派ヒューマンドラマを多数手掛けてきた橋部敦子が手掛ける。

 菅野が「石のような男前な女性で、本当に応援したくなる…今このタイミングで、この役と出会えるなんて“めっけもの”! とても幸運だと思います」と声を弾ませて演じるのは、新しい現代のヒロイン。かつてない地味でタフで明るい、平凡な主婦ヒロインが自らの人生、さらにはホームドラマの新たな可能性を開拓していく。

 菅野が演じる伊沢ゆりあは、心優しい売れない小説家と結婚し、年齢を重ね、女として薄らいでいく自分を実感するものの、自宅で刺繍教室を開きながら、穏やかな幸せを味わっている平凡な主婦。ところが…そんな彼女の人生は、夫がホテルで昏倒し、緊急搬送されたことから急展開。慌てて病院に駆けつけると、意識不明状態となった夫の傍らには、さめざめと泣きながら“恋人”だと名乗る美青年がいて…?

 長年連れ添った夫の思いもよらない別の顔を突きつけられ、がく然とするゆりあ。しかし、降って湧いた問題はそれだけではなかった。ゆりあは出口の見えない夫の介護に加え、夫を「パパ」と呼ぶ2人の女の子と、その母親である夫の彼女までも出現するという、1ミリも想像したことがなかった局面に次々と直面してしまう。

 ところが…「カッコよく生きる」が座右の銘で、幼いころのあだ名は「おっさん」。そんな愚直で辛抱強いゆりあは、ここで心が折れてしまう女性ではない。なんと「みんなでダンナの介護をしよう!」と奇想天外な提案をし、夫の愛人2人&血の繋がらない子ども2人も家に招き入れて奇妙な共同生活を始めることに。さらに、そんな数奇な人生の渦中で踏ん張り続けるゆりあに、やがて二度とないと思っていた新たな恋の予感まで到来し…?

 混沌と混乱、一周回っておかしみが入り乱れる今を生きる人間たちの“ひとつ屋根の下”のヒューマンドラマ。生きていれば何が起こるか分からない―人生100年時代の今…すべての人に生きていく芯を創るきっかけを届けるような人生の応援歌ともいうべき作品だ。

 菅野は「ゆりあさんの家ほどこじれている家もあまりないとは思いますが(笑)、ぜひドラマを見てくださった方に“悩みと笑い、前向きになれる気持ちを共有できる時間”を届けられたらいいなと思います」とコメント。

 原作者の入江は「演じられる皆様、見てくださる皆様の両方が、ヤケクソ元気になるようなドラマになりますように、と心より祈っております!」と言葉を寄せている。

 ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』は、テレビ朝日系にて10月より毎週木曜21時放送。

 コメント全文は以下の通り。

次ページ

<コメント全文>

1ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る