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<なにわ男子・西畑大吾>二宮和也からの言葉を胸に刻み、俳優業にまい進

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◼︎西畑大吾が自らを分析!「なぜか天才の役が多い」「実は内向的」

 ニコニコとした笑顔も印象的な西畑だが、本作ではアイドルとしてのオーラを封印して、クールで人付き合いが苦手な脳科学者の友彦を演じ切った。西畑は「僕もどちらかというと内向的なタイプ。一人でいる空間も好きです」と友彦に共鳴する点もあった様子で、「僕はなぜかこれまでもいい子ちゃんや、天才の役が多いんですよ。頭がよく見えるんですかね? だとしたらちょっとうれしい」とお茶目にほほ笑み、「友彦は天才脳科学者でスペシャリストなので、その分野の用語をパパパッと言わなければいけない。口にしたことのない言葉ばかりだったので、そこは苦労しましたね」と吐露。

 友彦は人とのコミュニケーションに難しさを感じている青年だ。幅広い世代と仕事を共にすることもある西畑だが、人間関係を築く上で大事にしている考え方はあるだろうか?

(C)2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会
 「『この人はこういう人だ』と決めつけないこと」とモットーを口にした西畑。「僕自身、対人関係が得意な方ではないと思っています。いろいろな人に話しかけにいけるほど器用ではないですし、そういったことに苦手意識も持っていました。でも『この人はこういう人だから苦手だな』と決めつけ過ぎてしまうのは、よくないこと。不特定多数の人と仲良くなる必要はないと思うけれど、広い視野で相手を見て、自分の中で『この人、好きだな』と思える人を増やしていけたらいいなと思っています」と語っていた。

◼︎胸に刻んだ、二宮和也の言葉

 西畑は、なにわ男子として活躍する一方、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』でのテレビドラマ初出演を皮切りに、『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』や『映画 少年たち』、『KAPPEI カッペイ』などあらゆる作品で存在感を発揮し、役者としても目覚ましい活躍を見せている。そんな西畑は、俳優業に向かう上で忘れられない言葉があるという。

 「以前、二宮(和也)くんの主演した『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶』という作品に出させていただいて。共演シーンはなかったんですが、そのときに二宮くんが『今持っているすべての力を出せるように、頑張りなさい』と声をかけてくれました。『それでミスをしてしまったとしても、周りには素晴らしい人がたくさんいるから、絶対に助けてくれる。なんとかなる。とにかく求められていることに応えられるよう、自分の出せる力をすべて出し切ることが大事』だと言ってくださった。そのときから常に、その言葉を胸に撮影に挑むようにしています」と打ち明け、「特に今回は主演という立場をやらせていただいたので、少しでも皆さんを引っ張っていけるようなお芝居ができればいいなと思っていました」と真っすぐな瞳を見せた。

(C)2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会
 「完成作を観たら、東映のロゴが出てきた時点ですでに怖かった! あんなに現場は楽しかったのに、この映画は一人では絶対に観られない」とこぼしながら、「オファーを頂けるならば、またホラーもやってみたい」と好奇心を覗かせていた西畑大吾。大切な言葉を胸に新たな出会いを重ねていく彼から、ますます目が離せない。(取材・文:成田おり枝 写真:上野留加)

 映画『忌怪島/きかいじま』は、6月16日より全国公開。

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