デイジー・エドガー=ジョーンズ×ポール・メスカル主演 男女の抑えきれない恋を描く『ノーマル・ピープル』独占配信開始
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デイジー・エドガー=ジョーンズとポール・メスカルが主演を務め、思春期に出会った男女の4年間の恋の変遷を描くドラマ『ノーマル・ピープル』(全12話)が、本日6月20日よりスターチャンネルEXにて全話配信開始。併せて、予告編と場面写真が解禁された。
【動画】ベストセラー小説を映像化したラブストーリー『ノーマル・ピープル』予告編
原作は、若い世代を中心に大きな反響を呼び世界40言語以上で翻訳され、とくに英語圏では150万部以上を売り上げた、サリー・ルーニーによる世界的なベストセラー小説『ノーマル・ピープル』。アイルランドを舞台に、高校生のマリアンとコネルが近づいては離れを繰り返す4年間の物語で、社会的・経済的な格差や、人間関係におけるパワーバランスなど様々な要素に左右されながら、お互いに傷つけては慰めあうふたりを描いている。
アイルランド・スライゴ県の田舎町に住む高校生のマリアンは、周囲に挑発的な態度をとる一匹狼。一方同い年のコネルは、スポーツ万能で皆の人気者。学校ではまったく関わりのないふたりだったが、実はコネルの母親ロレインはマリアンの家で家政婦として働いており、コネルは仕事終わりのロレインを迎えにマリアンの家を頻繁に訪れていた。マリアンとコネルはお互いに少しずつ惹かれあい、ついに学校の皆には秘密の関係が始まり…。
マリアンを演じるのは、映画『ザリガニの鳴くところ』で主演を務めたデイジー・エドガー=ジョーンズ。コネルには、映画『aftersun/アフターサン』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、来年公開予定の『グラディエーター』続編でも主演を務めることが決まっているポール・メスカル。当時はまだほとんど新人だったデイジーとポールが、入れ替わり立ち替わるふたりの絶妙な関係を見事に表現。「このふたり以外にマリアンとコネルを演じることは不可能である」(インディペンデント紙)と評されるなど高い評価を得て、本作をきっかけにスターダムを駆け上がった。
本作では原作者のルーニー自身も製作総指揮・脚本で関わっているほか、脚本に『聖なる証』のアリス・バーチも参加。監督を務めるのは、『ルーム』でアカデミー賞監督賞にノミネートされたレニー・アブラハムソンと、ドラマ『ドクター・フー』シリーズで屈指の人気を誇るエピソード「まばたきするな」でヒューゴー賞を受賞したヘティ・マクドナルド。前半のエピソードはアブラハムソン、後半のエピソードではマクドナルドがそれぞれ監督を担当し、若いふたりの人生の交差を丁寧に描き出した。
配信後は賞レースを席巻し、エミー賞に4部門ノミネート(リミテッドシリーズ部門/監督賞・脚本賞・主演男優賞・キャスティング賞)、英国アカデミー賞(BAFTA)では3部門(リミテッドシリーズ部門作品賞・主演男優賞・主演女優賞)にノミネートされ、ポールが主演男優賞を受賞。さらにBBCの配信サービス・BBC iPlayerでは2020年に6270万回再生という驚異的な記録をたたき出し、年間再生数の1位となった。
予告編は、マリアン(デイジー・エドガー=ジョーンズ)とコネル(ポール・メスカル)が、互いへの気持ちを素直に伝えられないまま、近づいたり離れたりを繰り返す姿が映し出されたもの。二人の心の機敏が繊細かつ美しい映像で丁寧に描かれ、その関係の行方が気になる映像に仕上がっている。
本作のドラマ化で話題になったことのひとつが、物語の重要な局面で登場するセックスシーン。一部では波紋を広げたが、これらのシーンはふたりの関係を表現するのに不可欠であり、リアルを追求して丁寧に作り上げられている。それを裏で支えたのは、インティマシー・コーディネーター(性的描写の撮影に臨む俳優たちをサポートする撮影スタッフ)のイータ・オブライエン。これまでにドラマ『アイ・メイ・デストロイ・ユー』や『セックス・エデュケーション』などに参加したオブライエンが、本作でも全員が安心できる撮影空間になるよう調整し、素晴らしいシーンの実現につながった。
ドラマ『ノーマル・ピープル』(全12話)は、スターチャンネルEXにて全話配信中。