『レオン』監督リュック・ベッソン、性的暴行容疑が晴れる
『レオン』や『フィフス・エレメント』の監督で知られるリュック・ベッソン。女優のサンド・バン・ロイから性的暴行容疑で告発されていたが、無罪が確定した。
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Varityによると、現地時間の6月21日、フランスの最高司法裁判所にあたる破毀院が、「証拠を精査した結果、破毀院は現時点で控訴請求を認める理由がないと決定した」と発表したそうだ。
また、バン・ロイはベッソンに対し、2500ユーロ(約39万円)を支払い、今後ヨーロッパでは同じ件でベッソンを訴えることが出来ないと判断が下されたという。
バン・ロイは2017年に公開されたベッソン監督の『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』に出演しており、2018年5月にパリのホテルで性的暴行を受けたと訴えていた。当時ベッソンはこれを否定。9ヵ月の捜査の結果、2019年2月にパリの検察官が証拠不十分で訴えを棄却。この後民事で争ったが、3年に及ぶ捜査の末2021年12月にこちらも棄却されている。
Peopleによると、ベッソンの弁護士は「この判断は、リュック・ベッソンを支持し、無罪だと判断されてきたこの5年間の判断を認めるものです」とコメント。「したがって、2018年に始められた訴訟がついに終わることが確定しました。この間リュック・ベッソンは、この件を検証してきたあらゆる治安判事裁判所から、体系的に無罪であると判断されてきました。弁護士として、リュック・ベッソンは無実であるという事実を明言することを許す、この判断を歓迎します」と述べているそうだ。