いしだ壱成、父・石田純一との“親子初共演”に「感慨深い」
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俳優のいしだ壱成と石田純一が7日、都内にて開催された映画『散歩屋ケンちゃん』初日舞台あいさつに、ビッグ錠、SEKIDAI、瑚々、寺井広樹監督と共に出席。映画での親子初共演に、壱成と純一は共に「感慨深い」と語った。
【写真】映画初共演に笑顔を見せる石田純一&いしだ壱成
本作は、銚子電鉄が2023年7月に開業100周年を迎える記念に製作された親子の物語。何でも屋の男性が散歩屋を始め、いろいろな人たちとふれあうことで、生き別れた父親への思いを募らせながら、人生の1歩を踏み出す様を描く。イベントのMCは、女優のかとう唯が務めた。
父・純一と、映画での親子初共演について感想を聞かれた壱成は「緊張しました。素直に。以前、別の作品でアニメとか声の共演とかはあったんですけど、いざ顔を突き合わせて同じ画の中に収まるということで、緊張した部分と、感慨深いものがあったりして、うれしいなと思いながら、同じ空を共有していました」とコメント。
純一は「かつては同じスタジオで、何チャンネルとは言いませんけど2つのスタジオで両方とも主演だったりしたことがあった」と壱成との思い出を振り返りつつ、「自分たちのパートとしては親子の絆という。『いろんな絆があるんだよ』『こういう絆でもいいんだよね』と、そういうことを言っているような感じがしまして、ちょっと感慨深い。自分たちもそういう部分が現実の人生としてなかったので、そこを感じ取って自分はウルッとしました」と語った。
また、寺井監督は、劇中で純一が壱成に手紙を読むシーンについて触れ「本来はスタッフさんが純一さんに変わって手紙を書く予定だったんですけど、純一さんの方から『いやいやこれは(壱成が演じる)ケンちゃんに宛てた大事なシーンの手紙だからどうしても自分が書きたい』と言ってくださって、それに私たち感動しまして」と純一の思いが込められた撮影となったことを明かす。
寺井監督は「純一さんがおっしゃるには、『たとえそれが映像に映らなくても自分が書いたかどうかというのは、それによって演技が変わってくる。特にすごく大事なシーンだから、これは自分で書く』とおっしゃっていただいたのがすごく印象的でございまして、ぜひ楽しみにいただければ」と伝えていた。
映画『散歩屋ケンちゃん』は、7月7日より全国順次公開。