クリストファー・ノーラン、もうヒーロー映画は撮らない
原爆の父を描く『オッペンハイマー』のアメリカ公開を控えるクリストファー・ノーラン監督。DCコミックのバットマンを描く映画『ダークナイト』三部作でメガホンを取った事でも知られるが、もうスーパーヒーロー映画には興味がないようだ。
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この度ノーラン監督がYouTuberのウーゴ・トラベールのインタビューを受け、矢継ぎ早に質問に答えた。その中で、スーパーヒーロー映画をもう1本作るつもりがあるかと聞かれ、「ノー」とシンプルに即答した。
ノーラン監督が手掛けた『ダークナイト』三部作は、クリスチャン・ベイルがバットマン/ブルース・ウェインを演じたシリーズで、2005年の『バットマン ビギンズ』に始まり、2008年の『ダークナイト』、2012年の『ダークナイト ライジング』と続く。世界中で大ヒットを記録したほか、数々の賞を獲得するなど高評価を得た。
クリスチャン・ベイルは昨年ScreenRantのインタビューで、『ダークナイト』三部作について「クリス・ノーランとは、『もし運が良ければ3本作ろう。そうしたら、そこでもう去ろう。長居は無用だ』と話しました」とコメント。「もしもクリス・ノーランが『もう一つ、作りたい物語があるんだ』と言ったら、素晴らしいことだと思います。僕と一緒に作りたいと言われたら、参加します」と再演の可能性をにじませていた。
なお今回のインタビューでは他に、ノーラン監督にテレビドラマシリーズに参戦する意思がないことや、この先10年映画を作り続けたいことなどが明かされたが、「スター・ウォーズ」シリーズを作りたいかとの質問は、パスして回答を避けた。