貧困層は環境問題に関心持ちづらい? 「明日の生活が大事」「どうでもいい」に理解の声も
お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が27日に放送。この日の放送では、世界中で猛暑や豪雨などの異常気象が伝えられる一方で、「気候変動に危機感を持つ」と回答する日本のZ世代が、他国と比べると少ないという調査を紹介した。
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この夏の暑さについて、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「今朝、街ブラロケをしたけど、暑すぎて自分が何を言っているのか分からなかった(笑)」と笑いを誘った上で、「久しぶりに戻ってきた夏のイベントも、この調子だといつまで開催できるんだろう?」とコメントした。
相方の兼近大樹は「僕たちは気候変動などをテーマにした番組をやっているので、考える機会が多いけど、『それよりも、明日の生活が大事』『リテラシーが高い人だけが考える問題』と感じる人も多くいると思う。僕は貧困家庭で育ったので、『どうでもいい』という気持ちがすごく分かる」と切り出し、「裕福な家庭で生まれた人と話すと、環境問題のみならず、あらゆることで会話がかみ合わないことがある。例えば、貧困について話すと、当たり前だけど、現実を理解していなくて、意見の食い違いが生まれる。貧困層に対して『怠けているの?』『頑張ればお金なんて稼げるじゃん』と、悪気なく考えているような印象を受ける。ここまで違うとお互いを正しく理解できる日は来ないのではないか? と感じる」と話した。
続けて、「僕が貧しかった頃は、社会のいろんな人たちに助けられてきた。今はある程度お金を稼ぐことができているので、今度は僕が誰かを助けてあげたい。格差をなくすためには、このような手助けをはじめ、状況を正しく理解・声を吸い上げるなどのことが必要だと思っている」とコメント。兼近の意見に対し、視聴者からは「いろんな環境を見てきたからこそ、言葉の説得力がある」「かねちーのような視点を持つことは大切」と感心の声が寄せられた。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。